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Mr&Mrsささっきーブログ

音楽 ヴァイオリン解説 ピアノ解説、後は日常について書いています。

ヴァイオリンの弓の持ち方を完全解説!vol.1

こんにちは。

ヴァイオリンを演奏したり、教えてたりしている、ささっきーです。

 

今回のテーマ

弓の持ち方について

 

今回はヴァイオリンを始められたばかりの初心者の方に向けて、弓の持ち方をかなり詳しく弓の持ち方について説明していきます。

2回に渡って解説して行きたいと思いますので、今回はvol.1とさせて頂きました。

 

それでは早速、解説に行きましょう!!

 

ヴァイオリンを始める際、構えの中で先ず1番大事になってくるのが、この弓の持ち方です。

ヴァイオリンといえば、左手の動きが派手だったりするので、左手に注意が行きがちですが、実は大事なのは右手です!!

考えてみてください!

 

音を鳴らすのは、右手です!

 

音の質を決定するのは、ほぼ右手です。

という事は、その音質を決定づける右手の根幹となる弓の持ち方の重要性は、もう説明もいらないほど、大切というのが、お分かりいただけるとおもいます。

 

そして、はじめられたばかりの方で、1番崩れやすいのも、弓の持ち方です。

なぜかと言うと、音を出せると、すぐ曲に入る方が多いと思うのですが、その際、左指を押さえる事に注意を取られる事が多くなるからです。

しかも、視覚的に右手は見づらいので、かなり放置されてしまいます。

左手を速くスムーズに押さえたいのは分かるのですが、右手の方が大事です。

そのまま曲を進んでいくと必ずと言って良いほど、壁にぶち当たります。

崩れが酷いほど、早くその時は訪れます。

ですので、はじめられたばかりの方は、右手を先ず崩さないようにするのを最優先にした方が良いです。

 

それでは、持ち方について詳しく説明していきます。

まず弓を先に持とうとしないほうが良いです。

弓自体の重さによって、形を崩されるからです。

やってみると分かりますが、小指に重さがめちゃくちゃ掛かってくるのです。

先に言ってしまうと、小指はつっぱらない方が良いのですが、小指に弓の重さが掛かってくる事によって、慣れないうちは、大半の方が突っ張ってしまいます。

 

では、なにを使うかというと

 

まず鉛筆を使います。

 

鉛筆が用意できましたら、先ず右手はキツネを作ります。

その際、親指を中指、薬指の第一関節に親指の先が付くように、潜りこませます。

 

またその際、親指は、必ず丸くなっている事が肝心です。

 

これは後々、親指がバネの役割を果たすので、突っ張ってしまうとバネのクッションの役割が出来なくなってしまいます。

結果激しい曲など弾く時に、弓が弦の上で安定させづらくなります。

親指が突っ張ると、押し出す力が発生するので、中指、薬指でその力を相殺しようとするので、いつまで経っても、力技で、弾く事になります。

これが、親指を丸くしなければならない理由です。

 

では次に進みましょう!!

ここまで出来たら、鉛筆を左手で持ち、鉛筆は、地面と並行に保ったまま、右手で鉛筆をエサと思って咥えて下さい。

そして、まだ耳にあたる部分は、鉛筆に付けないのですが、指を人差し指側に少し倒します。

その際、肘は多少上げるのですが、肩は上がってはダメです。

肘を上げたら、肩も上がってしまう方は、先ず、鉛筆を下ろし、気をつけをして頂いて、そこから、リラックスしながら、右腕を前に出します。

そしたら、肘から先を内側に少し捻ってみてください。

 

どうですか?

肘は上がっているのに、肩は落ちている状態になっていませんか?

これが出来れば、そこから、先程のキツネを作って頂き、鉛筆を挟み準備オッケーです。

 

その後、左手で鉛筆を軽く引っ張って頂き、それでも鉛筆が引っこ抜かれない様に、しっかりホールドされているか確認です。

 

ここまで1度、流れをチェックしましょう!!

 

キツネを作り、親指含め、口の部分は丸くして、輪っかを作り、親指の指先を上2本の指の第一関節にくっつける。

そこから、鉛筆をくわえて、人差し指側に少し倒す!!

そしてキツネの耳は上げたまま、しっかりホールド!

 

この流れ大丈夫ですか?

 

ではそこから進みます。

人差し指を、鉛筆に引っ掛けます。

ベストは、人差しの第一関節辺りが良いです。

第二関節まで行くとマズイです。

後々、弓の動きが制限され、流動性が無くなります。

 

人差し指をしっかり引っ掛けたら、次は小指です。

小指は、引っ掛けず、鉛筆にちょこんと乗せるだけです。

この際、小指は、向こう側に鉛筆を跨がないで下さい。

小指を置いて、指全体が少し人差し指側に倒れていれば、ほぼ形は整いました。

 

後は、形のチェックです。

 

鉛筆を弓を持つ様に持った時に、人差し指の付け根の少し下辺りの骨の張っている部分が出っ張ってないか、確認してください。

ここが出っ張っていると、弓を握り込んでしまうので、マズイです。

人差し指から親指に掛けても丸くないといけません。

形としては、指全体が筒状を形成しています。

単純に言うと、弓を持つ形で、突っ張る所は無いと思ってもらえれば、大丈夫です。

ここまでの形であれば、完成です。

 

完成した形から、最初にお伝えした、鉛筆を地面と並行に保ったまま、腕を使って鉛筆を上下に10回程度、動かします。

動かした後が大事になります。

「しっかり最初の形をキープ出来ているか」です。

・親指は丸くキープ!

・人差し指側に少し倒す形をキープ!

・小指の形も突っ張ってないか!

・人差しから親指にかけてしっかり丸くなり、指全体で筒状を形成しているか!

これらをしっかりチェックしてみてください。

 

といった形で、本日はここまで!

是非挑戦してみてください!!

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

それではまた!!

 

 

#ヴァイオリン

#弓の持ち方

#上達方法

#弾き方