こんにちは。
普段はヴァイオリンを演奏したり、教えたりしているささっきーです。
今日もお忙しい大人の方、学業が忙しい学生さんなど、少ない時間の中でも要領良く上手くなるヴァイオリンの弾き方のコツや練習の仕方について、解説していきます。
少しでもヴァイオリンを楽しむ為、または演奏の悩みなどのヒントになってもらえれば、とても嬉しいです。
今回のテーマ
楽器を使わなくても出来る左手の練習
ヴァイオリンを弾く上での左手は、音程をしっかりとる事に気が行きがちですが、それは、指先の問題で、それを支える左手の形は、指をしっかり押さえる為、指が潰れないようにする為とか、指をしっかり届かせるようにする為にとても重要です。
もっとレベルが上がると
- ポジション移動
- ビブラート
- 指を速く動かす
これらの動きは、指の瞬発力が欠かせないので、それを支える形は、本当に重要なのです。
大事な事なので2回言いました!笑
また逆に安定した手の形が出来てないと、しっかり押さえる事が、ままならない事もあります。
なので、今回の方法を曲を練習する事とは別で練習すると、のちのち曲ももっと楽しめるようになると思うので、先行投資だと思ってやってみてください。
ヴァイオリンは、本当に難しい事がたくさんあるんですけれども、一つ一つ分解して、簡単な事の積み重ねにするのが一番良いです。
簡単のレベルを定義するなら、弾いていて上手くいかないストレスを感じないレベルという事ですね。
逆にいえば、楽しめるレベルを積み重ねると上手くなる道理ですが、僕の場合は、そこに要領という概念が必要だと思ってます。
話を戻しますが、楽器を出して構えてやるとなると、指までの距離が離れていて見づらかったりして、覗き込む事があるかもしれないですけど、これも姿勢自体が崩れてあんまりよくないですし、首も痛めそうですし、大変ですよね。
ただでさえ、ヴァイオリンは非日常的な動きの塊りなので、ヴァイオリンを構えてやる際は、なるべく疲れたら下ろす、深呼吸して、また構える。
そうやって構えたり、下ろしたりしていくうちに構える事に慣れるので、疲れたら下ろしちゃったほうがいいです。
ヴァイオリンは、構えるまでも結構大変で、音を出すまで時間掛かるし、出した音も変だし、みたいな事もあると思います。
曲の譜読みとかだと、もちろん音程が気になっていると思うので、形も同時にっていうのは、とても難しいという方もいると思います。
絶対どっちかに気がいっちゃうんですよね。
そんな方に、形だけを整えるしかも楽器を使わない練習方法を今日はお見せします。
使うのは鉛筆!!
これ一本で大丈夫です。
日によっては、仕事が忙しかったり、学生さんなどは、塾通いだったり、遊んだ後だったりで、楽器を出す時間がない、ちょっとめんどくさい。
夜中だし、音出し出来ない、今日は疲れてるかなぁ、テレビとか動画で息抜きしたい気分だなぁ、という日があると思います。
大丈夫です!
動画を観ながら気楽にやってください!笑
それでは、解説していきます。
左手を右肩において、そこから左肘の位置は変えずに、ヴァイオリンがあると仮定して、ヴァイオリンを持つ構えをとってください。
そこから鉛筆を、手首の骨に対して一直線上にあるようにして、左手の1の指にあたる人差し指で、挟んでください。
人差し指で鉛筆を挟んだら
2の指→3の指→4の指と鉛筆を指盤だと仮定して押さえていきます。
指は、横に開かずに縦に開くように鉛筆に対して、直角ではなく斜めに入ることを心がけてください。
肘は、内側に入れたままを注意して、手首は、まっすぐになっているか注意してください。
それで指は、確認になりますが鉛筆に対して横から入るのではなく、斜めから縦に入る感じです。
指が直角に入ってしまうと、腕と鉛筆が一直線上にならないと思います。
なので、ここは気をつけてください。
ここまで出来たら、次は押さえた後の指の確認です。
鉛筆に対して爪が一直線になるように4の指まで押さえます。
キツい方は、ストレッチをやっていくと、身体が柔らかくなるのと一緒で、少しずつ少しずつ開いていくようになりますので、無理なさらず!
3の指まででもよいので、やってみましょう!
鉛筆に直角に入るようにやっても、爪は一直線には、なるのですが、これだと腕と鉛筆が一直線上にならないです。
ちゃんと形が出来たときは、鉛筆、爪、腕が一直線上にあるようになっていれば、オッケーです。
もちろん手首が手前や奥に折れ曲がってない事も確認してください。
指が全部押さえた状態になったら次は、指を順番に離していきましょう。
4の指→3の指→2の指
4の指がキツい方は
3の指→2の指の順番です。
1の指は離さずそのままで、次はまた順番に指を押さえていく運動です。
この繰り返しをやってみてください。
鉛筆一本で、お手軽に出来るので、とてもオススメです。
といった感じで、本日はここまで!!
最後までお読み頂きありがとうございました。
ではまた!!
#ヴァイオリン
#弾き方
#上達方法