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Mr&Mrsささっきーブログ

音楽 ヴァイオリン解説 ピアノ解説、後は日常について書いています。

弓がバタついてしまう方へ

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 

 

今回のテーマ

弓がバタバタしない方法

 

今日はヴァイオリンの弾き方について、弓がバタついてしまう方への解決策をお伝えしていきます。

 

個人個人の曲の進み具合は色々あると思いますが、弾いている間に、弓がバタつく、という方の為に、原因と解決策をお伝えしていきます。

もちろん1人1人原因は見てみないとわからない所はありますが、僕が見てきた中で、相対的にコレが原因という方がおおいので、そこをフォーカスした後、解説に移ります。

 

バタついてない方でも、後々、この形がしっかり出来てないと、和音とかに影響出てくるので、注意しておいて損はないです。

 

これまで、大人の方をたくさんレッスンさせて頂いてますが、オススメの練習の仕方は、一週間の中の1日に長時間するよりも、1日10分の積み重ねの方が、上手くなります。

難しい事をやろうとするんしゃなくて、難しい所を噛み砕いて、簡単にして、余裕をもってやってあげる事が1番上達します。

 

大人になってから始められた方の中には、子供からやってる人には勝てないと思ってらっしゃる方もいるかと思いますが、そんな事はありません。

 

練習のバランスと、しっかりとしたやり方を見つける事です。

 

ゲームで経験値たくさん持ってる敵を倒して、要領よくレベルアップする感じですかね。

 

それでは弓のバタつく原因を2点挙げ、それぞれ解決策の方も解説していきます。

 

原因

 

まず第一歩として、一番多いのが、弓先弓元の音が抜けている方が多いです。

弓がバタつくという事は、音も安定していないと思うので、ちょっと弓元と弓先の音が抜けていないか、確認してみてください。

そしてその中の多くの方は、ヴァイオリンを構えて、弓をしっかり置いてない内に弾き始めてしまいます!

というか、構える前に音を出してる方もいたりします。

心当たりありませんか?

この事から解決策は、簡単です!

 

解決策

 

解決策は、弾き始める前にダウンでもアップでも、弓をしっかり弦に付けてから、弾き始める事です。

そして、止まった時に、しっかり止まれているか、です。

始まりと終わり、つまりワンボウセットです。

弓がふわっとなってないかしっかりチェックしてみてください。

抜けてないよ!って方も今一度、ワンボウ終わったら、焦って、次の音に行くのではなくて、要確認です。

このしっかり置く、しっかり止めるがめちゃくちゃ大事です。

 

いやいや、しっかり置きすぎると音潰れてちゃうじゃん!

という方は、弓のスピードが遅いか、弓がまっすぐになってない可能性があります。

 


そして前述した事をやってもバタつくよ!という方は、さらに次のレベルの意識を解説してみようと思います。

前述の事はまず第一歩と考えてください。

 

少し曲が進んで行くようになると、全弓を使うのは結構頻繁にありますし、弓のスピードもアップして結構な速さで、元から弓先、また弓先から元まで行く事があって、その際バタつくなぁ、弓が落ち着かないなぁ、という方がいると思います。

ボーイングの使い方も複雑になりますし、こういう風に弾きたいのに、という不満ばかりが募っていきます‼︎

 

こういう事は、むやみやたらに練習時間、日柄に頼って出来たとしても、安定しません!

 

要は、その場しのぎで、応用が効かないテクニックですし、その結果、弾き方が崩れる原因にもなりかねません。

センスでねじ伏せる人もいますが、、、

土台をしっかりつくって、その土台を織り込んで、あらゆるテクニックに応用を効かせるほうが、その場しのぎで時間を掛けるより、合理的です。

 

原因2

今回の曲が進んできた時に、弓がバタついてしまう原因は、弓をしっかりと持つ以上の力技で、弾いてしまっている可能性がある事です。

バタついてしまう

→手先に力が入る

→さらにバタつく

→さらに力む

→音圧の限界点ブレイク

→音が潰れる

 

という悪循環に陥るという形になってしまうと、ストレスMAXですよね。

その上で難しい箇所に来た時なんかは、緊張もMAXでしょう!!

メンタル的にも安定とは、対極の位置にあるでしょう。

心当たりある方!解決しましょう!

 

解決策2

ポイントは、力で置く事から、重さで置く事です。

コレが守れると、今まで出していた音は、全力の音、分かりやすく言うと、空気感のない音ですね。

そこから、音が芯を喰った音になり、その芯の周りを響きが包んでくれるので、結果、ちょうど良い感じに空気を含んだ音になります。

ではどのように重さに変化させていくか、具体的に説明していきます。

といっても捉え方は人それぞれですので、個別に細かな所を見ないと分からない所もあるので、僕自身の感覚的な説明に留めておきます。

・先ず肩を落とす、これはどんな時でも肩は落として置いた方が良いです。

 

・脇を閉めるイメージ。

(あくまでもイメージです)

 

・肘は平面に保つ。

 

この3点です。

 

めちゃくちゃこの部分の言語化が難しくて、某アニメに出てくる、相手の戦闘力を測る道具で、戦闘力ではなく、その部分に掛かる仕事量の数値化が出来ればと何回思った事か、、、

 

でも、数値化出来なくても、音に還元されると思うので、よく音を聴いてください。

最初は、意識することで感覚が生まれ、これでいいのかな?という懐疑の中で育ち、音を聴く中で成熟して、慣れによって昇華する。みたいな感じですかね。

 


という方法で、力という概念から、重さに変化させていきます。

では、今の解決策でなんの重さを使っているかというと、、、わかりますか?

ここまでで、お気づきの方もいると思いますが、腕の重さです。

肩を下げ、脇を締めるイメージをもって、弦と弓との接点に重さをかける形です。

腕の重さが、人差し指を通って、接点に重さを伝えているイメージです。

そこから弾く時は、手先を動かすのではなく、腕を振る感じです。

もちろん音は抜けないでください。

これが安定するとバタつきは、完全消滅です!!

 

一朝一夕では、感覚を掴む事は難しいですが、難しい曲を難しいまま不安定に弾くよりは、時間効率、その他のテクニックの応用に加えて、音も良くなるので、ヴァイオリンを弾く事自体が楽しくなる土台が出来ます。

是非試してみてください。

 

といった形で、今回の解説は弓のバタつきについてでした。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

それではまた!!

 

#ヴァイオリン

#弾き方

#上達方法

#弓の使い方