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Mr&Mrsささっきーブログ

音楽 ヴァイオリン解説 ピアノ解説、後は日常について書いています。

子供たちのレッスン

こんにちは!

ピアノのささっきーです。

 

 

私は普段、コンサートなどで演奏をするピアノ弾きとしての活動と、レッスンで教えるピアノ講師の活動と、二つの活動を行なっています。

もともとは、ピアノ弾きとして活動することを夢見て幼少期から練習を頑張っていましたが、音大に入ると、アルバイトのように皆行なっているピアノ講師の仕事を始めました。

 

始めは「コンビニやカフェなどでアルバイトはできないけど、教えるなら(拘束時間なども含め)やりやいすかな」くらいの安易な気持ちで、頼まれたので始めてみました。

 

当時、何よりも苦労したのが小さなお子のレッスンです。

学生は(ご兄弟でもいない限り)お小さいお子様と接することが最も少ない年代ではないかと思います。

私も当時は、長らく子供と話したことがないという状態でした。

ですので、どう接して良いかわからなかったです。

普通の言葉遣いで通じるのか?声は大きいほうが良いのか?どのくらいのことを理解できるのか。

なんで保育士さんてあんなに仲良くできるんだろう?

近寄って触れることすらうまくできない。

自分だって子供時代があったのに変ですよね。

そもそも自分がどうやってピアノを習得したか、もっと遡ればどうやってドレミなど音符を覚えたのか、そんなこと覚えているはずもありません。

気がついたら弾いてた、それが正直なところ。

試行錯誤の始まりでした。

 

始めはお小さいお子様のレッスンは苦手意識がありました。大人の生徒さんのレッスンの10倍くらい疲れました。

大人は椅子に座ったら最後まで座っている。

こちらが話し始めれば聞いてくれる。

こちらが質問すれば答えてくれる。

子供はそうはいきません。

 

まず、椅子に座ってもらうまでもひと工夫。

お話が楽しいので扉を開けた瞬間話しまくり笑

バッグから楽譜出すまでが長い。笑

座ったら座ったで鍵盤を押すと音が出るのが楽しいのか、叩きまくり。

ちょっと弾いたかと思うとすぐに椅子から降りてしまったり、いい調子で弾いてるぅ〜と思うと突然止めて「今日〇〇ちゃんとね〜」とお話を始めたり。

 

ザ・自由!

 

でも、これでこそ子供です。

 

大人より「初めて見る」ものが多い子供。

新しい物を見つければずっと見ていたい。当たり前。

私が感じたことは、子供って本当に素直。

思ったことをすぐ教えてくれます。

顔の表情、返事の仕方、雰囲気で感じ取れることも増えていきました。

分からないことを分からない、これは面白い、そうではない、率直に伝えてくれる子供たちと全力で向き合っていたら、徐々に信頼関係が築けていけるようになってきた気がします。

 

現在、学生時代から続けていたピアノ講師歴はもう二桁を超えています。

今は子供とのレッスンがとても楽しいです。

 

子供は、こちらが嘘偽りなくきちんと正直に話すと聞いてくれます。

適当はダメです。大人よりずっといろんな言葉を受け止めて覚えています。

それがわかってきてからは本当に楽しくなった。

 

ピアノ個人レッスンはなによりも人と人との付き合いなので、信頼関係を作ることが大切です。

愛情を持って接する。興味を持って接する。これ以外のことって必要ないんじゃないの?くらいに思います。

土曜日は長時間レッスン!引き続き頑張ります。

 

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