こんにちは。
ピアノのささっきーです。
今日は、私がピアノを始めた時のお話をしたいと思います。
4歳からピアノを始める子がほとんどだった
私は5歳よりピアノを始めました。
当時いわゆる”ピアノブーム”
同年代の女子はみんなピアノを習う・・・
みたいな流れがあり、私の周りの友人もほとんど全員と言っていいほどピアノを習っていました。
ピアノは、4歳からスタートする方が多く、今もその傾向は変わっていないように思います。
5歳までピアノを習えなかった私は、周りのお友達がピアノを習いに行っていることが羨ましくて羨ましくてしょうがありませんでした。
なにが羨ましいって、”レッスンバッグ”です。
当時は、キルティング素材でお母様手作りのレッスンバッグを持っている方がほとんど。
というのも、楽譜の大きさはA4より少し大きい”菊倍”という特殊なサイズなので、ぴったりなサイズのバッグってなかなか売ってなかったのではないかと思います。それから、まだ小学校の雑巾も手作りでないといけないくらいの時代でしたので、みなさん手作りのものが多かったのかも・・・。
とにかく、いろんな色や柄の、サイズが特殊なバッグを持って通ってみたい!
(形から入るタイプ?)
その想いだけはじわじわと募らせていっていた気がします。
ピアノ教室との出会い
私の実家から徒歩30秒くらいのところに、ピアノ教室がありました。
個人経営の教室でしたが、70人くらい生徒さんがいる大きな教室で、そこに通っている友人も多かったです。
そのピアノ教室は幼馴染の家でもあり、私は遊びに行くついでにピアノを弾かせてもらったり、他の生徒さんのレッスンを見学させてもらったり、場合によっては見学ついでにレッスンを無償で受けたりしていました。(図々しい子供に対して感謝しかありません。)
レッスンはそれはそれは楽しいもので、音符がが読めたり弾けたり、聴こえてくる音の名前がわかったりするのがまるで新しい宝箱を開けてるかのよう。
「習いたい」意思がどんどん強くなっていきました。
その頃にはレッスンバッグなんてどうでもよかったのかも。
親に反対された習い事
ある日、両親に「ピアノを習いたい」と言いました。
なんとその時の答えは
「NO!」
びっくりですよね。
みんな習ってるのに・・・
うちにピアノあるのに・・・(母が趣味でよく弾いていました)
習いたいと言ったら喜ぶだろうくらい思っていたので、びっくり。
何度も何度も「通いたい」と説得していました。
ある日、
明日からピアノを習い始めるから
と強硬手段にでた私。
それでも最後まで「うん」と言ってくれなかった両親。
レッスンを始めると勝手に自分で決めた当日、早朝に両親の部屋に行き直談判したところまで今でもはっきり覚えています。
そこからはどれがどうなったのか覚えていない(笑)のですが、無事ピアノを習うことができ、レッスンバッグも用意してもらってホクホクしながら通い始めました。
普段、厳しかった両親に、何かをゴリ押しするなんて出来なかったし、最初で最後くらいだったと思います。
ピアノだけは譲らなかった。
それから一度も辞めることなく今があります。
あの時、習わせてくれた両親に感謝しています。
もちろん、ずっとピアノが好きで続けられたという単純な話ではありません。
練習が嫌で逃げ出したい(逃げ出したこともあるかも)時期や、メチャクチャ悩んだことや、数々の壁やスランプがあっての今。
でも、続けてきて良かったと心から思います。
なぜあの時、ピアノがあんなに弾きたかったのか理由はわからないのですが、先生が楽しさを伝えるのが上手だったのではないかと思います。
当時の先生には感謝しかありません。
私もピアノの楽しさをいつでも伝えられる人でありたいと思います。
#ピアノ
#ピアノ教室