こんにちは。
ヴァイオリンのささっきーです。
今回のタイトル
「ヴァイオリンがお化粧?」
と思われた方もいるかもしれません!
そうです。
ヴァイオリンもお化粧をしてしまうのです!笑
どういう事かと言うと、ヴァイオリンを弾く時は、弓の毛の部分に松脂を塗って、弓の毛がしっかりヴァイオリンの弦に引っかかるようにします。
ヴァイオリンは、この様に松脂を塗る事で、初めて音が出ます。
そしてヴァイオリンをガンガン弾いて行くと、弓の毛に付ける松脂は、粉状の物なので、弾けば弾く程、どんどん弦の下に降り積もっていってしまうのです。
降り積もった松脂は、白いので、ヴァイオリンの表面を、人の顔の部分と例えた時、お化粧をしているみたいなので
「ヴァイオリンがお化粧をしているみたい」
と言います!
要は比喩表現ですね!!
一般的にお化粧は、綺麗に魅せる為にしますが、ヴァイオリンに至っては、この限りではありません。
弓の毛に松脂を塗るのは、必須ですが、ヴァイオリンに松脂が積もっているのは、良くないのです。
木の表面に松脂が凝固して付着してしまいますので
弾き終わったら、しっかり拭いてあげてください。
拭く布もキメの粗い物ではなく、メガネのレンズを拭くようなキメの細かい布で
ゴシゴシ拭くのではなく、サッサッと拭いてあげるのがベストです!!
先程も例えで書きましたが、人の顔だと思ってあげれば、ゴシゴシ拭きませんよね?笑
やさしくサッサッと!!です!
さて、ヴァイオリンを弾いた後、片付ける際にこれだけやれば良いかと言うと、そうではありません。
他にしっかりと拭いてあげる場所があるので、そちらもお伝えしていきます。
他に拭いてあげる箇所は、弦と指板、そして弓の松脂が付いて白くなっている木の部分です。
- 弦について
まず弓と弦との接点となっている所を拭いてあげてください。
そのままにしておくと、砂糖を放置したみたいに、松脂も凝固して固まってしまいます。
後は、弦全体を撫でるように拭いてあげてください。
これで弦も長持ちしますので、費用対効果も良くなります!
- 指盤について
指盤については、弦と指盤の隙間に布が軽く入る様に畳んで、指盤も軽く拭いてあげてください。
手汗などが染み込み劣化が早くなってしまいます。
これも何気に大事です!
- 弓について
弓は、弾いた後に木の裏側を見てみてください。
松脂によって多少白くなっていると思いますので、こちらも軽く拭いて拭き取ってあげてください。
こちらも放っておくと、松脂が固まってしまいます。
以上ですが、ヴァイオリンを弾き終わり、拭かずに松脂をそのままにしておいて、ヴァイオリンがお化粧している状態にしていると、時間が経てば経つ程、松脂が落ちづらく、いわゆる頑固な汚れみたいになってきます。
専用の薬品で拭くと落ちたりするのですが、そうなる前にしっかりお手入れしてあげてください!!
少しの手間ですが、良い音を保つ為と思い、スッピンが綺麗な状態を保ってあげてください!!
最後までお読み頂きありがとうございました!
それではまた!
#ヴァイオリン
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#練習