こんにちは。
ヴァイオリンのささっきーです。
今回はヴァイオリンの調弦についてお話ししていきます。
今回のテーマ
ヴァイオリンの調弦について
ヴァイオリンの調弦は、始められたばかりの方には、ちょっと苦戦する事かもしれません。
なんたって、ヴァイオリンの音は髪の毛一本でも押さえる場所が違うと、音が変わってしまうのですから。
練習する前の調弦の段階で時間が掛かってしまって、練習する時間が圧迫されるなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
チューナーを使って、後少しなのに、その少しがいつまで経っても合わない、という事ってありますよね!笑
まず調弦に慣れてない方は、ヴァイオリンにアジャスターを付けてあげる事がオススメです。
どういうものかと言うと、ヴァイオリンはネックの先のペグ(糸巻き)を回して調弦しますが、アジャスターは、テールピースの所に取り付けるネジみたいなもので、ペグよりも細かな微調整が可能になります。
例えるなら
- ペグはセンチ単位の調整
- アジャスターはミリ単位の調整
というイメージです。
あくまでもイメージで、ペグでももちろん微調整可能です。
そして何よりペグを回す時の
「弦が切れてしまうかも」
という恐怖感から解放されます。
アジャスターを調整中に弦が切れる事は、ありません。
安定してください!!
もちろんアジャスターだけに頼り過ぎると、アジャスターのネジの回す許容範囲に近くなるので、それ以上回らなくなります。
アジャスターを使っていると、大体音を高くする方(時計回り)へ回す事が困難になります。
では、どうするか?
ペグを使って音を高く調整します。
ペグは思い切り回さずに、必ず少しずつ回してください。
捻るように回すと、音を高くする場合(向こう側に回す)弦が切れてしまいます。
少し音を高く調整出来たら、アジャスターを音が低くなる方(反時計回り)へ回してください。
そうするとペグとアジャスターで、音の高さが相殺されるので、アジャスターに回す余裕が出来ます。
そして今回アジャスターがついてなく、後一歩、微調整の範囲で音が合わないという方へ、ウラ技をお教えします。
どうするのかというと、楽器の弦が張られている箇所をよく見てください。
駒の部分ととネックの先の部分で支えられていますよね。
そのネックの先で支えられてい箇所を境に、弦の手前側(指盤側)と奥側(ペグ側)を使って微調整する事が出来るのです。
どのように調整するのか
音を低くする場合
境になっている箇所から少し手前の部分の弦を軽く指で「クイックイッ」と引っ張ります。
弦自体を少し伸ばすようなイメージです。
決して強くやらないでください。
そうすると、音が少し低くなってくれます。
音を高くする場合
境になっている箇所から奥側の弦を軽く指で押してあげます。
少し押す事によって、弦を少し張らせるイメージです。
こちらも決して強くやらないでください。
そうすると、音が少し高くなってくれます。
といった形で、アジャスターの無い方は、是非試してみてください。
意外とよく使います。
調弦は、慣れない内は時間が掛かるかもしれませんが、大切な事なので是非チャレンジしてみて下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました。
それではまた!!
#ヴァイオリン
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#調弦のやり方