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Mr&Mrsささっきーブログ

音楽 ヴァイオリン解説 ピアノ解説、後は日常について書いています。

最近のレッスンの仕方

こんにちは。

ピアノのささっきーです。

 

ピアノを教えるときに、私が大切にしていることがあります。

それは、

自分の力でできるだけ楽譜を読み取る

ことです。

 

ピアノはとにかく音数が多いです。

1曲を弾くためには膨大な量の音符を読まなければなりません。

これは、ピアノ弾きとして活動している私でさえ、うんざりすることもあるほどです。

 

譜読みする前にどんな曲か知りたい

 

最近では、ネット検索すれば大抵の曲の音源(動画も含め)を探すことができます。

レッスンなどで先生から新しい曲をもらったら、調べさえすればその日のうちにどんな曲か知ることができるので便利ですよね。

自分で音符を読みつつ、加えてどんな曲か知っていたら、譜読みはダントツに早くなるような気がします。

 

耳コピ演奏はこわい

 

レッスンで生徒さんのピアノを聴いていると、楽譜と違うことを弾いてくることがあります。

また、楽譜に書かれていないことを表現してくることもあります。

極端な例で言うと、

ほとんど楽譜は読めていないのに弾けてる。

ということもあります。

 

それは、どこかで探してきた音源を丸覚えしてきているからなのです。

自分で考えて音楽を作ってきたか、なにかの真似をしているか、指導側は一発でわかります。

 

私は、それは危険だとずっと思っていました。

譜面を読まずに弾いているなんて。

それだけは避けなければ。

どうしてこういう表現になるのか、どうしてこう言う音になるのか、楽譜から読み取って欲しい。考えて欲しい。

 

ですので、譜読みの段階で私が弾いて聴いてもらうことを極力避けていました。

そうすれば生徒さんは、自分で読んで、考えて、自分で音楽を作れるようになると思っていました。

 

ところが、最近その考えが変わってきたんです。

 

生の音楽を聴いて、引き出しを増やす

 

ピアノ歴の浅い方は、そもそもピアノに対しての『引き出し』が少ないです。

それは当たり前のことなのですが、その『引き出し』を増やしていくためには、よい演奏をたくさん聴くことも大切だと思います。

 

例えば、単純に『強く弾いたり、弱く弾いたりする』ことを試みるとして、それがどういうことなのか頭で理解していても、完成形がどういうものなのかを知らないのでできないのです。

お小さいお子様に、「ワルツ」の仕組みを説明してあげても、じゃあ、どうやったらワルツっぽくなるの?ていうことは、説明だけでは伝わりません。

 

そういうわけで、ワタクシ考えを変えまして、最近は生徒さんの前で少しずつ弾いて聴いてもらっています。

そうすると、自分(生徒)と先生(私)とのちょっとした違いも生徒さんは感じ取り、ぐっと変わってくるようになりました。

音の出し方や、リズムの乗り方、楽しそうな曲を表現するにはどうやったらいいか、悲しそうな曲もしかり、1回聴くだけでこんなに変わるのか、と。

 

初めての曲も、一度「こういう曲なのよ」と弾いてみるだけでイメージができ、やる気もあがるようです。

 

思えば、私もレッスンで先生が弾いてくださるのを、食い入るように見ていたなあ。

「ピアノってこんなにきれいな音が出るんだ」とか、「強弱の幅ってこんなにつけられるんだ。自分は全然足りないな」と目から鱗だらけだったと思います。

そうやって引き出しを増やしてもらっていました。

身近で、生の音で聴いてもらうことの力ってすごいですね。

 

見本である私もどんどん磨かないと。

見本がどうしようもなかったら、意味ないですもんね!笑

 

#ピアノ

#ピアのレッスン