こんにちは。
ピアノのささっきーです。
今日は、ピアノにおける『音色の変化』についてお話したいと思います。
音色を変えるってどういうこと?
穏やかな曲もあれば、激しい曲もあり、また明るい曲、寂しい曲など音楽の種類は様々です。
音楽を聴くと、癒される、心がスッキリする、ワクワクする、やる気が出る・・・逆に今日は音楽を聴きたくない、など、
音楽における人間の心への影響は、実は計り知れないほど大きいのではないか・・・
その仕事をしているだけに、そうであって欲しいと思ったり。
ちなみに私は、化粧をしてるとき、掃除をしてるとき、料理をしているときは音楽があると落ち着くし、捗ります。笑
そのように様々な種類の音楽があるように聴くことができるためには、曲(作曲者の作り出す楽譜、もっと言えば音符)の持っている力だけではなく、奏者の力にもかかってきます。
この曲はどのようなイメージなのだろう、どういう風に演奏すれば伝わるだろうか、奏者はいつも考え研究して演奏に臨みます。
そのようなイメージを伝える手段の一つとして、音色を変えるということがあります。
どのように変えるのか?
ピアノは、鍵盤を出すと音が出ます。
ピアノを演奏するというのは、言ってみればたったそれだけの作業なんです。
それなのに音色って変えられるの?
変えられるんです。
鍵盤を押すスピードを変える
ピアノの鍵盤を押すときに、指先を下ろすスピードを速めにすると鋭いキビキビとした音が出ます。
まるで何かを弾く(はじく)時のような感じです。
もともとスピードの速い曲や、遅い曲でもとても強い曲などには効果的です。
逆に、指先を下ろすスピードを遅めにすると、柔らかくて少し芯の緩やかなような暖かい音が出ます。
まるで、ふわっふわの羽毛布団を撫でるかのような・・・そんな感じです。
ゆったりとした曲や、静かな曲などに効果的です。
曲は弾けるんだけど、思ったような感じが出ない・・・などお悩みの方は、ぜひ一度試してみてくださいね。
指を鍵盤に置く角度を変える
また、指を置く角度をその場の雰囲気に合わせて変えてみると、音色が変わります。
曲全体がゆったりとしていて柔らかい感じの曲を演奏する時は、私の場合は指を、
いつもより少し寝かせて指の腹の部分で音を弾く
ことが多いです。
指を丸くしている時よりも、芯はぼやけるのですが本当に柔らかい音が出ます。
左右で音色を変える
指先で上記のようなコントロールができるようになってきたら、今度は右手と左手で音色を変えてみましょう。
例えば、
右手はメロディで力強いような感じだけれど、
左手はサラサラと流れるような伴奏となっている。
ような曲って結構あるんですよね。
このような時は、
右手はスピード感のある鋭い音。
左手は指の腹で弾くような感じで少し、スピード感を減らす。
などという風に両手でも使い方を分けてみると、まるでたくさんの人数で演奏しているように聴こえて、かなり立体的な本格的な音楽となります。
ちょっと上級者向けですが、そのようにしてみると一歩上をいく演奏に近づいていくのではないでしょうか。
ぜひ試してみてくださいね。
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