こんにちは。
ヴァイオリンのささっきーです。
今回は、どんな細かいフレーズも弾ける様になる裏技!という事で、練習方法について解説していきたいと思います。
曲の難易度に限らず、個人個人弾きにくい箇所というのはあると思いますが、まず弾きにくいとか、難しいと感じる箇所というのは、細かい音符の連続で、速くて指が上手く回ってくれないとか安定しないという事が一つあると思います。
そんなフレーズが出てきた場合、音取りをして、ゆっくり練習をして、そこから譜面通り回数を重ねて少しずつ速くしていくという練習をする事が多いと思いますが、それでも
「難しいなぁ」
「安定して弾けないなぁ」
結果いつまで経っても安定して弾けない、というイメージがついたりしがちです。
そんな難しいと感じるフレーズを安定して弾ける様になる練習方法をお伝えしていきます。
今回は曲のワンフレーズを例に出して説明していきます。
鈴木ヴァイオリン教本4巻のバッハのドッペルコンチェルトの2ndヴァイオリンパートからフレーズを抜粋します。
こちらのフレーズを例として練習していくのですが、音取りが出来て、ゆっくり譜面通りを弾けた段階で、スラーを取って一音ずつ弓を返して、まずは3連符毎に止まって弾いてあげます。
要は音を3つずつ切って弾きます。
どんな形であれ、まずはスラー無しで、一音ずつ返してください。
次は、あまり聴き馴染みがないと思いますが、4連符で同じように弾いていきます。
4分の4拍子などだと、そのままだったりします。
という事で、4つずつ切って練習です。
次は5連符で練習します。
5つずつ切って練習します。
といった形で、三連符、四連符、五連符をそれぞれゆっくりから少しずつ速度をあげて少し弾き慣れた後に、譜面通り弾いてみてください。
かなり弾き易くなっていると思います。
前述した、譜面通りを何回もやるのではなく、このように敢えて形を崩して弾いてどんなリズムでも対応出来る様に弾ければ、元々の形の動きも馴染み易いです。
もちろん慣れるまで、音を切る場所を間違えたりとあると思いますが、その分リターンは大きいです。
もう一つ違うパターンも弾いてみます。
次は、メンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルトの冒頭の方にある三連符のフレーズです。
こちらも三連符から弾いていきます。
慣れたら、四連符。
そして五連符と弾いていきます。
そして、これら三連符、四連符、五連符がそれぞれ弾けるようになったら、譜面通り弾いてみてください。
最初は
三連符だけ何回も練習
↓
四連符だけ何回も練習
↓
五連符だけ何回も練習
と言った形で練習するのですが、慣れてきたら
三連符1回
↓
四連符1回
↓
五連符1回
そしてまた三連符といった形で一回ずつのローテーションで弾いてみてください。
それぞれの連符を何回も練習すると慣れてくるので、次は一回ずつ連符を変化させて柔軟に対応させてあげると、さらに譜面通り弾く事が安定します。
そしてもちろんテンポも最初は余裕のあるテンポから、少しずつ速くしていく事にチャレンジしてみてください。
今回比較的分かりやすい2つのフレーズを例に出しましたが、細かい音がちょっとだけしかないけど苦手な場合などは、今の練習の流れを2つずつ音を切って練習と3つずつ音を切る形に置き換えてローテーションという風に、応用の効く練習方法なので、是非試してみてください。
この置き換える形であれば、初心者の方にもオススメです。
今回は、こういった感じで練習方法を取り上げてみましたが、参考にして頂いて
「難しいと思っていたフレーズが弾ける様になった」
となってもらえれば、最高です!!
最後までお読み頂きありがとうございます!!
動画の方もありますので、是非参考になさってみてください。
【練習方法】どんな細かいフレーズも弾ける様になる裏技!! - YouTube
それではまた!!
#ヴァイオリン
#練習方法