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Mr&Mrsささっきーブログ

音楽 ヴァイオリン解説 ピアノ解説、後は日常について書いています。

ヴァイオリン!移弦の難易度落とします!!

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 

今回は、移弦についてお話していきます。

 

今回のテーマ

移弦の難易度を落とします!!

 

以前、移弦の基本的な動きについては、当ブログの過去記事にて解説しているのですが

 

下記URL参照

移弦は適当じゃダメ‼︎ - Mr&Mrsささっきーブログ

 

今回は、そこから先のこと、例えば

速いフレーズの時や、スラーが出て来た時に

 

「やりづらい!」

 

とか

 

「なんとなく弾けているけど納得いかない!」

 

という方もいらっしゃると思うので、コツや、どういう事に気をつけて行けばよいのかを解説していきます。

 


以前の移弦の解説を踏まえて、レベルアップしよう!という感じです。

 


それでは、早速お話ししていくのですが、曲が進んでいき移弦で、まずつまずき易いのが、前述したスラーが付いているフレーズと速いフレーズでの移弦だと思います。

 


それで、スラーや速いフレーズ、またその他やりにくい場所というのがあり、個々に注意すべき点というのはあるのですが、今回は共通して注意すべきポイントを挙げていきます

 


また注意してもらいたい事が、移弦がやりづらいのは、もちろん移弦のやり方そのものに原因があるとは限らず、弓の持ち方や、その他の事に起因する事もあるのですが、ここでは割愛して移弦のみについて解説していきます。

 


実際、今ご自身が弾いている曲などに照らし合わせてチャレンジしてみてください。

もちろん「余裕のある速さで」です!!

 

 

 

ではまず一つ目のポイントです。

 

弓は持つというより、置く。

まず一つ目は、弦に弓を置いて構えた時に弓は持つというより、置くという事をしっかり意識してください。

 

始めはしっかりと弓を弦に乗せていないと、弓が弦の上を滑っているだけで、左手と右手のタイミングがバラバラになってしまう可能性があるからです。

 

まずしっかりと弓を弦に置く事によって、弦と弓との接点を軸に右手と左手のタイミングが合っていくようになります。

 


イメージ的に「右手」という男性と「左手」という女性が、「弦と弓の接点」という場所で待ち合わせている感じかな?笑

 


またあまり深くタイミングを合わせようとしなくても大丈夫で、しっかりと弓を置いてあげるだけで、タイミングはしっかり掴めて、身体に染み込んでいくので、タイミングを合わせる事に神経質にならなくても大丈夫です。

 


これで下準備が出来ましたので、次のポイントにいってみます。

 

 

 

コマに這わせるようなイメージ

二つ目のポイントは、弓をコマの丸みに這わせて動かすイメージを持つことです。

 


僕の弾き方では、最初、移弦は腕の動きによって作っていくのですが、慣れていくにつれて点の動きではなく、線の動きによって捉えていきます。

 

その動きをコマの丸みに這わせるように腕の縦の動きを意識してあげる事によって、弦の上を動いている弓も点の動きではなく線の動きで弦を捉えてくれます。

 


もちろんポイントの一つ目でお話した弓が、しっかり置けているかもチェックです。

 


ここの2つ目まで出来れば、後は無駄な動きがないかのチェックとして、ポイントの3つ目に行きます。

 

 

 

弓をコンパクトに動かす

さて、ここからが上手く伝わるか難しい所なんですが、頑張ります!

 

まず譜読みが、ほぼほぼ終わって、まだ曲をゆっくり練習している段階で、弓の速度がゆっくりで、尚且つ大きく弓を使いすぎていないかチェックしてみてください。

 


弓の速度がゆっくりで、大きく弓を使って移弦を含めた動きを安定させる事は、実はめちゃくちゃ難易度が高いです。

 


結果、移弦が難しいと勘違いしている場合があるのですが、実際はこの弓のスピードがゆっくりで弓をたくさん使っている事が、難しいと感じてしまう原因になる事があります。

 


なので、移弦が難しいと感じる段階では、この弓をゆっくり大きく使うことは、無駄な動きになります。

 


例えるなら、自転車を一直線上に真っ直ぐ漕いであげる事と似ています。

自転車をめちゃくちゃゆっくり漕いで、真っ直ぐ進む事を意識するとフラフラしますよね?

ある程度スピードがのっている方が、逆に真っ直ぐ走れると思います。

 


ここで、「ん?曲をゆっくり練習すると、弓の動きもゆっくりになるし、弓も大きく使っちゃうじゃん!!」となると思うのですが、曲をゆっくり練習する事は、もちろん良いのですが、今回のテーマに添って言えば、スラーの切れる所まである程度の弓のスピードで弾けるようになるまでは、まずスラー無しで慣れてあげてください。

 

スラー無しでも弓の速度が落ちたり、大きく使ってしまう場合は、無理矢理音を繋げようとしていると思うので、一音一音切って、ある程度弓の速さを保ちつつ練習して上げてください。

これは速いフレーズに関しても同じです。

止まっても良いので、一音一音切って練習します。

曲をゆっくり弾く事と、弓の速度を速く使う事は、決して矛盾しません。

そうすると、移弦する難易度は、格段に落ちてやり易くなるハズです。

 


そして慣れてきて、音を繋げたり少しずつ速くしていくのですが、速さを求めるのではなく、弓の使う量をコンパクトに使う事に焦点を当てて練習してください。

そうする事によって速さは付加価値としてついてきますし、そもそも移弦の難易度自体、そんなに感じずに済むと思います。

 


という形で、最初にお伝えした弓をゆっくり大きく使わない事を含め、3つ目のポイントの弓をコンパクトに動かす事とまとめられます。

 


これまでの3つのポイントを同時に意識する事は難しいと思いますが、個別にチェックしてお伝えする事が出来ないので、意識をポートフォリオ化して、どのポイントにどれくらいの意識をそれぞれ投資するか弾き易くなったかどうかを判断材料にして、チャレンジしてみてください。

 

中々情報の取捨選択と平均化が難しい所でもあり、分かりやすい様にかなり絞ったつもりですが、上手く伝わっていれば幸いです。

 

動画でも解説しているので、こちらも是非参考にしてみて下さい。

【弾き方】移弦の難易度落とします!! - YouTube


最後までお読みくださりありがとうございました。

 


それではまた!!

 

#ヴァイオリン

#練習方法

#上達する弾き方