Web
Analytics

Mr&Mrsささっきーブログ

音楽 ヴァイオリン解説 ピアノ解説、後は日常について書いています。

【練習方法】苦手な移弦を秒で克服

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 


今回は、移弦が完璧になる練習方法をお伝えしていこうと思います。

これまで移弦のコツなどは、以前の記事でアップしているのですが(下記URL参照)

 

・移弦のコツ

移弦は適当じゃダメ‼︎ - Mr&Mrsささっきーブログ

・移弦の難易度を下げる方法

ヴァイオリン!移弦の難易度落とします!! - Mr&Mrsささっきーブログ

 

今回は具体的にどういう練習をすれば移弦が身に付いていくのかを移弦が上手く出来ない原因と共に、お話していきます。

 

 

今回のテーマ

移弦の苦手意識を克服する練習

 

まず移弦で苦労なさっている方の原因は、いくつかあります。

 

・移弦した後の音が上手くでない。

左手の動きを気にし過ぎて、弓を動かしているつもりでも、実際あまり動いていない。

これはかなりあるあるなのですが、右手は死角になっていると思うので、意識的には動かしているつもりでも、実際客観的に見るとあまり動いてない場合が多いです。

これは弾いている側と、聴いている側(見ている側)との間にかなりギャップがあるのですが、弾いている側からすると、それ程動きを作る意識をしないと動かないものなんです。

 

 

 

・他の弦の音が出てしまう

他の弦の音が出てしまうなどの方は、大体高い方の弦が鳴ったりしてませんか?

D線を弾いているなら、意図せずA線が鳴ってしまう、A線を弾いているのに意図せずE線が鳴ってしまうって事です。

気付かない内に弓の角度が下がってしまっているなんて事が原因です。

これも始めからクセになっている方もいらっしゃるので、かなり意識しないとすぐ弓の角度が落ちて行ってしまいます。

なので他の弦の音が出てしまう方は、一度チェックしてみてください。

 

 

 

・そもそも移弦の動きがしにくい

これは前述した他の音が出てしまう事からの派生で、よく陥り易い事なのですが、他の弦が出てしまうと、やはり他の弦を鳴らさないように、自然と回避行動を取ってしまい、その回避行動が移弦を結果的にやりづらくしているのですが、その回避行動って何か皆さん分かりますか?

 


それは弓圧を抜いて弾き始める回避行動です。

 

そうすると他の弦は鳴りにくくなるかもしれませんが、弦と弓との接点を軸に、自然と右手と左手のタイミングが合うようになるのいう、移弦が慣れて行く1番良い方法と真逆の事になってしまいます。

弓圧が抜ける事により、自分がどの弦を弾いているのか感覚的に分かりづらくしているという事です。

そして音もスカスカになっていったり、弓の使う量が減っていき、また右手が死角になっている分、その事に気付かず弾いてしまっていると、弓を大きく使えなくなる可能性があります。

 


そして、今お話してきた問題を一気に解決する練習方法をこれからお伝えしていきます。

 

 

練習方法


今回は、比較的知られている教本の中の曲の一部分を抜粋していきます。

 

曲は、鈴木バイオリン教本1巻の習作の冒頭とメヌエット2番の冒頭のフレーズです。

(慣れた曲に移弦の多い似たようなフレーズがあればそれでもOK)

 

習作

f:id:jun-violin:20220614111343j:image

 

メヌエット2番
f:id:jun-violin:20220614111345j:image


そして上記の譜面をリズム通りに弾くのではなく、リズムを崩して練習します。

 

崩し方は、奇数拍が付点8部音符、偶数拍が16分音符という風に分けて練習します。

仮に今これを(a)という練習方法にします。

 


この練習が慣れたら、次はリズムを逆転させます。

奇数拍が16分音符、偶数拍が付点8分音符という形です。

仮に今これを(b)という練習方法にします。

 

そしてこれらの練習の説明を簡単にまとめると

16分音符ベースで考えた場合、(a)は3:1(b)は1:3の割合でリズムを取るという事です。

 

 

そして慣れたら少しずつ速さを上げて練習していくという練習です。

 

最初は慣れるまで(a)ばかり続けて練習する事になると思いますし、(a)が出来たら(b)ばかり練習する様になると思いますが、少しずつ慣れてきたら、(a)と(b)を交互に弾けるようにします。

 


さらにこれが出来るようになったら、もう一段階レベルを上げて、2音ずつスラーを付けて練習してみてください。

 


逆に難しいと感じる方は、最初は止まっても良いので必ずゆっくり練習してください。

丁寧に移弦をして、しっかり出すべき音が出ているか確認しながらです。

 


1番手っ取り早いのは、メトロノームを使って練習する事です。

今回紹介したフレーズの場合は、8部音符を一拍としてカウントするやり方がオススメです。

 

それでも難しい方は、この3:1と1:3のリズムの一拍毎にメトロノームのカウントが入るようにご自身のレベルに速さを調整して弾いてみてください。

 

是非以前の記事のコツと合わせて練習!!

 

と言いたい所ですが、この練習をする場合、最初はコツを意識する余裕がない方もいらっしゃるとおもうので、移弦をしても音がしっかり出ているという事を目指してシンプルに練習してみてください。

 

今回の練習方法は、動画でも解説してますので、気になる方は是非参考にしてみてください。

【練習方法】苦手な移弦をアッという間に克服 - YouTube

 

最後までお読みくださりありがとうございます。
それではまた!!

 

#バイオリン練習

#初心者

#移弦のやり方

#フーガ音楽教室

#ピアノとヴァイオリンのへや