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Mr&Mrsささっきーブログ

音楽 ヴァイオリン解説 ピアノ解説、後は日常について書いています。

トリルが苦手な方、必見!!

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 


今回はトリルは出来るんだけど、苦手意識があるという方へ向けての解説です。

 

今回のテーマ

トリルが苦手になる理由

 

トリルは、曲の中でよく出てくるテクニックですし、また色々な形で出てきますよね。

 

例えば、移弦をしながらのトリルだったり、弓をゆっくり使いながらロングトーンのトリルだったり、和音のトリルだったりと様々ですが、割と苦手意識が強い方には、共通点のある事が統計上判明してきたので、お心当たりのある方は、チェックしてみてください。

 


それでは早速解説していきます。

 

原因.1

ボーイングが変わる直前で弓のスピードが速くなってしまう

 

一つ目は、トリルを行っている最中にボーイングがダウンからアップ、またはアップからダウンに切り替わる直前に弓のスピードが加速してしまう事です。

そして、どちらかというとダウンからアップに切り替わる際に、加速する方が多いです。

またトリルの最中に移弦を行うという状況の場合にも、速くなってしまう方が多いです。

 


そして、ボーイングが切り替わる直前に弓の速度が速くなってしまう方の多くが、弓先、または弓元までトリルが入ってないです。

大体、弓の真ん中を過ぎたくらいでトリルが止まってしまいます。

 

少し話は逸れますが、これはビブラートについても一緒です。

ビブラートの際にも、弓を使い切る前にビブラートが止まってしまう方は、弓を切り返す手前で加速しちゃって、弓の速度が変化している事が、原因の可能性があります。

 

解決方法

解決方法は、至ってシンプルで、弓を切り返す直前や、移弦の際に弓の速度が速くなっていないかをチェックする事です。

該当のトリルのあるフレーズをゆっくり弾きながら、チェックしてみてください。

このクセが強そうな方や、クセの強いフレーズの場合は、ご自身のやり易い形で良いので、ひたすらトリルをしながら弓の速度を一定に保つ練習が1番良いです。

 


それでは、次の原因に行ってみましょう。

 

原因.2

手が固まってしまっている

2つ目は、トリルを入れる際に手が固まってしまうと、やりづらくなります。

では、なぜ手が固まってしまうかというと、多くと場合は、トリルの回数を無理矢理増やそうとし過ぎ、というのが原因です。

トリルの回数を増やす事自体は良いのですが、無理矢理増やす必要はないです。

逆に手が固まっていない楽な状態でないと細かいトリルはキレイに入らないです。

 


なので、どうしてもトリルの回数を増やしたい場合は、手が固まっていない状態まで

昇華する必要があります。

 


では、解決方法ですが、急がば回れが1番しっくりきます。

 

解決方法

無理矢理トリルの回数を増やさない事です。

その際、弦に指を落とす、または叩くという意識で練習してみてください。

トリルという言葉に捉われ過ぎると、指を上げなきゃいけない事、回数を増やす事なども含めて、動作の意識がマルチタスクになりがちなので、動作を無理なく落とすという一点を意識してシンプルに捉えてあげると良いです。

 


という感じで、2つ注意点をお伝えしてきましたが、2つ同時に解消する練習方法としては

 

練習方法

1.やり易いトリルのフレーズをワンボウずつ切る

2.手が固まっていない状態を確認

3.指を上げるのではなく、落とす意識を持つ

4.音の最後までトリルをキープ出来るトリルの速さを確認

5.弓のスピードとトリルのスピードを一定の速さでキープ出来るように弾く

 

上記が慣れたら、次は、同じような形でトリルの切れ目が無いように、ワンボウで切らず滑らかに弓を返して練習してみてください。

 

 

このトリルの練習で1番大事な事は、余裕を持って練習してあげる事です。

 

「地味だなぁ」と思える事って、大体余裕がある時だと思うので、地味な練習だなぁと思えるくらい、なるべく難易度を落としてトリルの回数も欲張らず弓のスピードも欲張らないで、やってみてください。

 

今回の記事を動画でも解説しているので、気になる方は、下記URLからご覧ください。

トリル苦手な方が、やりがちな落とし穴 - YouTube

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。
それてはまた!!

 

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