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Mr&Mrsささっきーブログ

音楽 ヴァイオリン解説 ピアノ解説、後は日常について書いています。

なぜ弾けない?弓元が使いづらい原因

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 

今回は、弓元が使いづらい理由について、お話していきます。

 

今回のテーマ

弓元が使いづらい原因&解決方法

 

ヴァイオリンを始めてから、練習していくと、曲の進め方にもよりますが、どこかのタイミングで気付くと思うのですが、主に弓の真ん中から弓先をよく使っている事が多いですよね。

 


これは最初の頃は、弓の真ん中から弓先までが音を出すにあたって、使いやすいからなんですね。

 


では、そこから弓元に行ってみるとどうなるかというと、予想するに音が掠れているか、潰れている、もしくは音が出ても弓の扱いづらさを感じているハズです。

 


言ってしまえば、弾きづらさがあると思います。

この「弾きづらさの原因は何か」について解説していきます。

 


もちろん弓の真ん中の部分で、しっかり弾ける事は大前提ですが、これから弓元を使っていく事にチャレンジする方や、今現在弓元が使いづらいという方にとって、プラスになる様にお話していきます。

 


弓元まで使える様になると、使える色が増えて、様々な色彩の絵が描けるように、音色が増えて、音楽を楽しむ幅も広まりますので、是非参考にしてみてください。

 


弓元が使いづらくなる原因は、人によって様々とも言えますが、その中でも主な原因2つをお伝えしていきます。

 


それでは1つ目の原因です。

 

 

 

◇手首が硬い

まず右手首が硬くなっている事が、弓元に扱い辛さを感じる原因の一つになります。

 


どういう事かというと、手首が硬いまま弓元までいってしまうと人差し指で掛けている弓圧と弓そのものの重さの逃げ所というか、受け流し所がなく音が潰れてしまう事になるからです。

 

また音を潰さないように弓圧を緩めようとコントロールしようとすると、手全体で弓をガッチリホールドしてしまうので、重さの受け流し所をどうするか以前の問題になってしまいます。

 


この様な事から、ある程度弾く事に慣れてくると前述した事に加え、原因は分からなくとも、音が潰れたり、弾き辛い事実には気付いてくるので、弓元で弾く事を避けがちになり、結果弓元で弾く事が出来なくなります。

 

そのまま放置しておくと、後々弓を飛ばして弾く事もコントロール出来ずに大変になります。

 

 

 

次は2つ目の原因をお話していきます。

 

 

 

◇小指に力が入っている

もう一つは小指に力が入ってしまっている事が原因の場合もあります。

 

例えば弓のスピードがゆっくりの場合などは、技術的にある程度のレベルにならないと弓元での音は潰れやすくなります。

 

その場合、小指で弓の重さをコントロールしないといけないのですが、やはりそこで力が入り過ぎてしまったり、突っ張ってしまったりすると感覚的に弾きづらさを感じてしまうので、意識的にも無意識的にも弓元を避ける傾向になる原因となります。

 

ちなみに小指が、とても悪者みたいになっていますが、とても扱いが難しい指って事です。

 

 

 

 


という感じで2つをお話しましたが、実はこの2つはセットになっている場合が多いです。

 

手首が硬ければ、小指に力が入っていますし、小指に力が入っていれば、手首が硬くなるという具合にセットになっています。

 


そして上記の症状がある方は、ボーイングの際に弓が真っ直ぐ、弦の真ん中を通っていないハズです。

 

 

 

それでは、次は解決方法をお話していきます。

 


◇解決方法

・手首が硬い場合は、アップの際に弓先が少し外側に軌道を描くようにして、ダウンは弓元を人差し指で押し出す様に練習してみてください。

 

柔らかくするというより、しっかり手首を動かす事が大事です。

他にも方法はありますが、過去の記事でもお話しているので、今回は割愛します。

 


・小指に力が入ってしまう場合は、弓の持ち方がちゃんと出来ている事が前提でのお話ですが、まずは人差し指側にしっかり重さが掛かっているかを確認しながら、薬指と小指を離して、曲を弾かずに開放弦でワンボウずつ止まりながらで良いので、ある一定の弓の速さでボーイングの練習をする事が第一歩です。

 

ゆっくり弓を動かす事は、実は難しいので弓のスピードはある程度速い方が良いです。

 

その際に気をつけて欲しい事が、弓の銀線の手前1、2センチくらいで必ず止まってください。

銀線の内側に入ってるしまうと、弓のヘッドの重さが小指にモロに掛かってくるので、まずはその手前の段階で慣れていく事がオススメです。

 

意識するポイントは、小指と薬指の力を抜くというより、小指の丁度真下の手の平の部分が力まない、もしくは固まらない事です。

 

お使いの弓によっては、あまりオススメ出来ませんが、上下逆に持つ逆さ弓で弾いてみるのも良いといえば良いです。

 

 

 

という様に、解決方法をお伝えしましたが、2つとも注意が必要な方は、意識しやすい物から試してみてください。

 

相関関係にあるので、どちらか一つが良くなれば、個人差もありますが、もう片方も少しずつ良くなりますし、意識し易くなるハズです。

 

動画でも今回の記事を解説してますので、気になる方は是非下記URLよりご覧ください。

【何故弾けない?弓元が使いづらい原因と解決方法】

なぜ弾けない?弓元が使いづらい原因と解決方法 - YouTube


以上になりますが、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 


それではまた!!

 

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