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Mr&Mrsささっきーブログ

音楽 ヴァイオリン解説 ピアノ解説、後は日常について書いています。

ピアノで音を響かせるには?

こんにちは。

ピアノのささっきーです。

 


今回はピアノについて脱力や、音を響かせたい時に、手首の柔軟さが大切であるという事についてお話していきます。

 


今回のテーマ

ピアノ演奏における手首の重要性


まず手首を左右に動かす練習をします。

動かす際は、手首から動いている感覚を持って行いましょう。

 

手首を動かそうとしても、肘が代わりに動いてしまうことがあります。

そうした場合、よく見ると手首はまっすぐでほとんど動いていないことがあります。

 


この話をレッスンで取り上げ、実践した所、肘と肩が一緒に動いてしまうことが分かった事、そして日常生活で手首を意識的に動かすことはあまりないと気付きました。

 


◇手首の骨とその動きについて

手首には多くの骨があることをご存じでしょうか?

普段、手首は自由に動かせているように感じますが、固定された状態から動かすことは慣れていないかもしれません。

持つ、握る、掴むなどの動作では、手首の動きが重要です。

 

下記にて、手首の動きを使った具体的な練習方法を紹介します。

 


1.響かせるための弾き方

初めての練習では、手首を寝かせた状態から始め、指の筋肉を使って立ち上げる練習を行います。

このとき、手首は持ち上げているが、実は力を抜いた状態にしておくことが重要です。

 


2.アルペジオの練習

広い範囲の音を引くアルペジオでは手首の動きが重要です。

ショパンのスケルツオ2番のような長いアルペジオの部分では手首を動かすことが必要です。

意外と手首が動いていないことに気付く事もあります。

 


3.重みをかけるときの動き

アーティキュレーションスラーでの動きも手首が重要です。

1つ目に重みをかけ、2つ目を上げるときの手首の動きを意識しましょう。

 


◇手首の動きを意識した練習


1. 手首を外側に動かす練習

手首をピアノを弾くように乗せ、外側に動かす感覚を掴みます。

先に肘が動かないように注意しましょう。

 


2. 手首を内側に動かす練習

手のフォームは崩れても構いません。

手首の部分だけが動くように意識して練習します。

 


3. 左右の動きの練習

手首が柔軟に動くことがピアノの技術向上に繋がります。

例えば、ノクターンのように響かせたい場合、手首が柔軟に動くことが重要です。

 


◇練習方法の具体例

1. 手首を使ってバイバイする動き

 

2. 手首から先だけを動かす練習

 

3. アルペジオを弾く際に手首を柔軟に動かす練習

 


これらの練習を通じて、手首の柔軟性を高め、ピアノ演奏の技術向上を目指しましょう。

手首が柔軟になることで、脱力の効果も得られ、演奏が楽になることを実感できるでしょう。

 


最後までお読みくださりありがとうございました。

 

動画でも解説してますので、気になる方は是非ご覧ください。

YouTube 【こっこのピアノ】

- YouTube

 

それではまた!!

 

#ピアノ基礎練習

#ピアノ初心者

#フーガ音楽教室

#ピアノとヴァイオリンのへや

 

データから読み解く、初心者が上手く音を出せないワケ

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 


今回お話するのは、主に初心者の方へ向けてなのですが、曲のみ進めている中級者の方の中にも音が上手く出せないとか、良い音が出せていない方もお見かけするので、その原因についてお話していきます。

 

今回のテーマ

初心者が上手く音を出せない理由

 


結論からお伝えすると右手の使い方に原因があります。

 


これまでも右手について詳しく解説してきて、原因は弓が真っ直ぐ弦の真ん中を通っていないとか、弓が弦の上にしっかりのっていないなどの理由がありますが、さらに深掘りしていこうって事です。

 


音に関して悩まれている方は、パッと思いつく感じだと

 

・他の弦も触ってしまう

・弓がかすれる、または潰れる

・弓または音が乱れるのが怖いから弓を大きく使えなくて音が小さい

 

 

 

大体が、この悩みに分類されると思いますが、これまでの記事でもお話している弓が真っ直ぐじゃないとか、駒や指板に寄っているなどの乱れによる事が多いです。

中には頭では分かっていても、そう動かない方や、そのつもりだけで弾いていらっしゃる方もいます。

 


では頭で分かっていながら、なぜ身体が動かないのかというと腕全体が固まっているからです。

 


下記の論文のデータから紐解くと初心者の方は、特に上腕三頭筋に、とても力が入っています。

 

f:id:jun-violin:20241015015309j:image

【引用元: 木下博, & 小幡哲史. (2011). バイオリン奏者の身体運動科学 (< 小特集> 音楽演奏者の動作解析). 日本音響学会誌, 67(9), 409-414.】

 

こちらの画像からも分かるように、熟練者の上腕三頭筋の筋電図に比べて初心者の方の筋電図の振れ幅が大きいです。

 


という事から、ちょっとやってみると分かりますが、上腕三頭筋に力が入ると手首と肘含め、手先から腕全体が固まってしまうのが分かりますよね。

 


これを演奏に当てはめると弓も腕全体の動きそのままに動いてしまうので、弓の動きは不安定になるに決まっていますし、力が入っている事によって腕の重さが楽器に伝わらないので、弓が上滑りして他の弦に触れてしまったり、弾きたい弦の上で安定せずに音もスカスカになる場合があります。

逆に力を入れ過ぎて音が潰れたりという事もあります。

 


では、どうやってこの力みを抜く事の第一歩はどうするのかという事をお伝えしていきます。

 


◇解決策

前述した通り上腕三頭筋が力んでいると、腕全体が固まってしまうので、そのまま弾くと肘が外側に流れている可能性があるので、まずは肘が横に流れずに肘裏を伸ばす練習をしてみてください。

 


そうすると上腕と前腕が動く事で、感覚は掴めないまでも上腕三頭筋が少し緩みます。

 

特に初心者の方は、ここは大事な点です。

 

まず肘裏が動かないと、演奏する際に連動する手首も動かしづらいので、まずは肘裏をしっかり動かす事を意識してください。

 


また肘裏が動く様になっても、手首はまだ硬い可能性があって、動かす方法はいくつかあるのですが、今回は腕自体が固まっている事についてのお話なので割愛しますが、少しお伝えすると右手小指の力が入っていると思うので、そこの力を抜く事です。

詳しくは、僕の他の記事でも説明してますので、是非ご覧になってみてください。

 


演奏中に肘裏が硬いと手首も滑らかに動かないですが、肘裏が動くようになっても手首が硬いままの場合があるという事です。

 


肘裏を意識して動かす事で上腕の力が抜けて手首が動く準備が出来るので、お心当たりのある方は、しっかりと動かせる様にボウイングの練習だけでも良いので試してみてください。

 


今回は以上になりますが如何だったでしょうか。

動画の方でも解説してますので、気になる方は下記URLよりご覧ください。

 

データから紐解く上手く音が出せない理由
https://youtu.be/l7JvSOSp7zU

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

それではまた!!

 

#バイオリン基礎練習

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#ピアノとヴァイオリンのへや

弓の持ち方の正解とは?

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 


今回は弓の持ち方について、お話していきます。

以前、弓の持ち方についてはブログ記事を出しているのですが、では今回弓の持ち方について何を解説していくかというと、皆さんが様々な方の演奏を見て、ふとこう思う事ってありませんか?

 


「弓の持ち方ってみんな違くない?」

 


って、感じた方は少なくないと思います。

後は

 


「先生が言っている形とは違う」

「レッスンで言われた場所と違う所を持っている」

 


など、ヴァイオリンを始めて最初に習った弓の持ち方ではない持ち方で演奏する方々を目にすると感じますよね。

 


今回は、この点についてお話していきます。

 

今回のテーマ

弓の持ち方の正解について

 

結論から言うと「最終的にはみんな違って良いんです」

「レッスンで言われた弓の持ち方と最終的に違っても大丈夫」です。

 


これはどう言う事かと言うと、もちろん始めたばかりの頃は、弓の持ち方をしっかりと持てるのであれば、持った方が良いですし、しっかり持った方が良いに越した事はありません。

 


右手の使い方は音の質への寄与度が、とても高いので大事です。

 


ですが、経験してきた方には、分かると思いますが、始めたばかりの頃なんて左手に意識が集中しちゃいますよね。

 

譜面の読み方から、音程を気にしながらの左指の押さえる場所を注意して、とても右手を意識なんて出来ないと思いますし、視覚的にも演奏中は見づらいですもんね。

 


なので、これ最初は一気に完璧を目指そうとせずに、「これが正解の持ち方」というより、「間違った持ち方をしない」という考えの元、一つ一つチェックしていく形が良いです。

 


前述した通り、僕も弓の持ち方を解説していますが

 


「これが正解の持ち方」

 


というより

 


「こういう持ち方になると後々悪影響になるよね」

 


といったスタンスで、持ち方もあくまでもそれを元にオーソドックスを解説しています。

 


パッと思い付くのが、野球でいうバッターのスイングフォームがそれぞれ違うように、ピッチャーが投球フォームがそれぞれ違うようなイメージ(野球全然分かってないけど)に近いかもしれません。

 

 

 

なので、最初は「これが正解の持ち方」というより、「何をやったらマズイか」を意識すると良いです。

 


簡単に言えば基本的に物理法則に従っておけば、間違いはないのですが、それが難しいんですよね。

 


またどんどん上達していくと、手先の自律性が高くなって、自身のニーズに合わせて持ち方が少しずつ変化しますし、弓の重さもそれぞれ違えば、ヘッドの重さ、要は重心も違いますし、身体の作りも指の長さ、手のひらの大きさとの比率、腕の長さなど、個々それぞれですから、多少弓の持つ場所や形が違って当然です。

 


有名なヴァイオリニストの方々を例にとっても弓の持ち方は、それぞれ違います。

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ただし、一つ例をとれば、小指側に指が倒れて持っている人はいませんよね。

 


というように

 

「間違った持ち方」

というか

 


「一定のルール」

 


というのはありますが

 


「これが正解」

 


という持ち方はありません。

 


ある一定のルールに則って、最終的には自律していくイメージです。

 


以上になりますが、如何だったでしょうか?

 


ヴァイオリンは左手の動きに意識が行きがちですが、最初にもお伝えした通り音の質に大きく影響しているのは右手なので、気になる方は「何がマズイのか」からチェックしてみてください。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

動画でも解説しているので、気になる方は是非動画の方もチェックしてみてください。

 

【みんな違う?弓の持ち方の正解とは?】
https://youtu.be/JLPahvZU_ZQ

 


それではまた!!

 

#バイオリンレッスン

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なぜ弾けない?弓元が使いづらい原因

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 

今回は、弓元が使いづらい理由について、お話していきます。

 

今回のテーマ

弓元が使いづらい原因&解決方法

 

ヴァイオリンを始めてから、練習していくと、曲の進め方にもよりますが、どこかのタイミングで気付くと思うのですが、主に弓の真ん中から弓先をよく使っている事が多いですよね。

 


これは最初の頃は、弓の真ん中から弓先までが音を出すにあたって、使いやすいからなんですね。

 


では、そこから弓元に行ってみるとどうなるかというと、予想するに音が掠れているか、潰れている、もしくは音が出ても弓の扱いづらさを感じているハズです。

 


言ってしまえば、弾きづらさがあると思います。

この「弾きづらさの原因は何か」について解説していきます。

 


もちろん弓の真ん中の部分で、しっかり弾ける事は大前提ですが、これから弓元を使っていく事にチャレンジする方や、今現在弓元が使いづらいという方にとって、プラスになる様にお話していきます。

 


弓元まで使える様になると、使える色が増えて、様々な色彩の絵が描けるように、音色が増えて、音楽を楽しむ幅も広まりますので、是非参考にしてみてください。

 


弓元が使いづらくなる原因は、人によって様々とも言えますが、その中でも主な原因2つをお伝えしていきます。

 


それでは1つ目の原因です。

 

 

 

◇手首が硬い

まず右手首が硬くなっている事が、弓元に扱い辛さを感じる原因の一つになります。

 


どういう事かというと、手首が硬いまま弓元までいってしまうと人差し指で掛けている弓圧と弓そのものの重さの逃げ所というか、受け流し所がなく音が潰れてしまう事になるからです。

 

また音を潰さないように弓圧を緩めようとコントロールしようとすると、手全体で弓をガッチリホールドしてしまうので、重さの受け流し所をどうするか以前の問題になってしまいます。

 


この様な事から、ある程度弾く事に慣れてくると前述した事に加え、原因は分からなくとも、音が潰れたり、弾き辛い事実には気付いてくるので、弓元で弾く事を避けがちになり、結果弓元で弾く事が出来なくなります。

 

そのまま放置しておくと、後々弓を飛ばして弾く事もコントロール出来ずに大変になります。

 

 

 

次は2つ目の原因をお話していきます。

 

 

 

◇小指に力が入っている

もう一つは小指に力が入ってしまっている事が原因の場合もあります。

 

例えば弓のスピードがゆっくりの場合などは、技術的にある程度のレベルにならないと弓元での音は潰れやすくなります。

 

その場合、小指で弓の重さをコントロールしないといけないのですが、やはりそこで力が入り過ぎてしまったり、突っ張ってしまったりすると感覚的に弾きづらさを感じてしまうので、意識的にも無意識的にも弓元を避ける傾向になる原因となります。

 

ちなみに小指が、とても悪者みたいになっていますが、とても扱いが難しい指って事です。

 

 

 

 


という感じで2つをお話しましたが、実はこの2つはセットになっている場合が多いです。

 

手首が硬ければ、小指に力が入っていますし、小指に力が入っていれば、手首が硬くなるという具合にセットになっています。

 


そして上記の症状がある方は、ボーイングの際に弓が真っ直ぐ、弦の真ん中を通っていないハズです。

 

 

 

それでは、次は解決方法をお話していきます。

 


◇解決方法

・手首が硬い場合は、アップの際に弓先が少し外側に軌道を描くようにして、ダウンは弓元を人差し指で押し出す様に練習してみてください。

 

柔らかくするというより、しっかり手首を動かす事が大事です。

他にも方法はありますが、過去の記事でもお話しているので、今回は割愛します。

 


・小指に力が入ってしまう場合は、弓の持ち方がちゃんと出来ている事が前提でのお話ですが、まずは人差し指側にしっかり重さが掛かっているかを確認しながら、薬指と小指を離して、曲を弾かずに開放弦でワンボウずつ止まりながらで良いので、ある一定の弓の速さでボーイングの練習をする事が第一歩です。

 

ゆっくり弓を動かす事は、実は難しいので弓のスピードはある程度速い方が良いです。

 

その際に気をつけて欲しい事が、弓の銀線の手前1、2センチくらいで必ず止まってください。

銀線の内側に入ってるしまうと、弓のヘッドの重さが小指にモロに掛かってくるので、まずはその手前の段階で慣れていく事がオススメです。

 

意識するポイントは、小指と薬指の力を抜くというより、小指の丁度真下の手の平の部分が力まない、もしくは固まらない事です。

 

お使いの弓によっては、あまりオススメ出来ませんが、上下逆に持つ逆さ弓で弾いてみるのも良いといえば良いです。

 

 

 

という様に、解決方法をお伝えしましたが、2つとも注意が必要な方は、意識しやすい物から試してみてください。

 

相関関係にあるので、どちらか一つが良くなれば、個人差もありますが、もう片方も少しずつ良くなりますし、意識し易くなるハズです。

 

動画でも今回の記事を解説してますので、気になる方は是非下記URLよりご覧ください。

【何故弾けない?弓元が使いづらい原因と解決方法】

なぜ弾けない?弓元が使いづらい原因と解決方法 - YouTube


以上になりますが、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 


それではまた!!

 

#バイオリン練習

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弓の毛の外側で弾くのは正解なのか?

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 

今回は、もしかすると迷われている方もいらっしゃるかもしれませんが、このテーマについてお話していきます。

 

今回のテーマ

弓の毛の外側で弾くのは正解なのか?


今回は「弓の毛の外側で弾くのは正解なのか?」というテーマなのですが、ヴァイオリンを始めて、弓の持ち方、構え方、ボーウイングなどある程度、演奏に慣れてきた頃に人の演奏など見ると

 

「アレ弓の毛の外側で弾いてる?」

 

「毛の外側で弾かなきゃいけないのか」

 

とか、レッスンで

 

「弓の毛の外側で弾くんだよ。」

 


と言われたりなどあると思うのですが、

 

[果たしてこれは正しいのか?]

 

というお話です。

 


レッスンで先生に言われれば、疑う余地なく

 


「あぁ、そうなんだ!」

 


となると思うのですが、リスクもあるので、そこら辺を含めて解説していきます。

 

結論だけ、先にお伝えすると

「故意に弓の毛の外側を意識して弾く必要はなく、自然な形が良い」です。

 


もう少し演奏自体の意識下でお伝えすると

 

「基本的には弓の毛の全面で弾いた方が良いが、ほんの少し外側で弾く場合もある」です。

 


まず基本的な事として、人の演奏などを見て弓の毛の外側で弾いている様に見えたりする事があると思いますが、第三者目線にはそう見えているだけで、実は演奏者自身は毛の外側で弾いている意識がない場合もあります。

 

物理的に考えて弓の毛の全面で弾いた方が音は出ますよね。

 

ただし、人にもよりますが弓元のみ弓の毛の少し外側を使っている場合があります。

それはいくつか理由がありますが、簡単に言うとE線など弓元で弾く際、親指が楽器に当たる事を防いだり、指先の脱力をキープする為です。

 


次は前述した事を踏まえて、弓の毛の外側を使う際のリスクを、お伝えしていきます。

 


冒頭にお話した状況を含め、ヴァイオリンを弾く際は、なるべく手先の力を抜くのですが、脱力する為に手先をダラっとする方法を取る場合があります。

確かにこれはこれで一つの方法で、そうすると、少し弓の毛の外側を使う様な形になります。

 


そうする事で

 


【弓の毛の外側で弾く=脱力している】

 


という風に勘違いして

 


腕の脱力が目的なのに、毛の外側を使う事を意識する方が簡単なので、いつの間にか目的が逆転している場合があります。

 


そうすると手首がダラっとするというより折れ曲がったような状態になり、こうなると実際やってみると分かりますが、前腕が張ってしまいます。

下手をすると肩も上がったり、力んでしまいます。

 


決して

 


弓の毛の外側で弾く=脱力

 


ではないです。

 


また前腕が張ると何気に腕全体に要らない緊張が生まれて力んでしまったりと、演奏に支障が出る場合があります。

 


では前腕が張ってしまう状態を防ぐには、どうしたら良いかというと、手首から手先をあまり折り曲げ過ぎないという事です。

 


運動学的に機能的肢位という形があるのですが(自然とボールを軽く握ったような状態の事)この形に近い状態が演奏する上でも1番脱力出来ますし、楽器に弓を乗せた時は腕から手先が楽なままのハズです。

特に弓先で弾く場合は、顕著に感じるハズです。

 

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この機能的肢位の場合、手首から手先が360度自由に動かせますし、この形で弓を弦に置くと前腕が楽になる事を実感出来ると思います。

なので演奏する場合、正確に機能的肢位を取る必要はないと思いますが、基本はこの状態に近い形が良いです。

そうすると自然と弓の毛の全面が当たる様になります。

 


また最初は弓の毛の外側の方が安定していると勘違いしやすいですが、肩甲骨を軸に腕を動かせば弓の毛の全面を使う方が安定します。

慣れるとピアニッシモで弓先から入る時や、弓の真ん中から入る時なんかは、弓がバタバタせずに安定する様になります。

 


なので手先をダラっとするより、どうせなら腕自体をダラっとすると、機能的肢位に近くなるので、腕を楽な状態にして弾きましょう。

 

また演奏の仕方によっては、もしかすると感覚が違うかもしれないので、注意してください。

僕はあくまでも肩甲骨から背中を軸に考えています

 

僕は使わないですが、指先の動きをメインに演奏する指弓などを使って演奏している方は、感覚が違うかもしれないので、(外側の方が良いのかな?)きっと同じだと思いますが、断定はやめておきます。

ちなみに僕は指は自然と動きが柔らかくなる分には良いと思っています。

 


という感じで、今回は以上になります。

 


ご自身の演奏と照らし合わせつつ、是非参考にしてみてください。

 


話の内容をまとめいて気付いたのですが、どちらかと言うと、中、上級者向けのお話の内容になってしまっているので、初心者の方は脱力とか気にせず「毛の全面で弾けば良いんだ」とだけ考えて練習してください。

 

動画でも解説しておりますので、気になる方は是非参考にしてみてください。【下記URL参照】

弓の毛の外側で弾くのは正解なのか? - YouTube

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

 

それではまた!!

 

#バイオリン初心者

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コレに注意しないと左手が動かなくなるかも!?

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 


今回は、練習してても曲が速かったりフレーズが速くなったりすると左指が上手く回らないという方に向けて、解説していきます。

 

今回のテーマ

コレに注意しないと左手が

動かなくなるかも!?

 

まず左手が曲やフレーズの速さに追いつかない原因は、右手との兼ね合いもあったりしますが、今回は左手にフォーカスしていきます。

 

そこで曲の速さなどに左手が追いつかない原因は結論から言うと

 

左手が固まっている、または楽器を握りこんでしまっている事が原因です。

 

そこで、この左手を握りこまないようにするにはどうしたら良いか、という点を3点挙げていきます。

 


それでは早速解説していきます

 


左肩が上がっていないか注意する

 

まず一点目はヴァイオリンを乗せる左肩が上がっていると良くないです。

左肩が上がってしまうと肩周りが強張ってしまって腕自体の動作に影響します。

 

ポジション移動の際は、手先が派手に動いているように見えますが、腕自体を動かしています。

なので、肩周りが強張ってしまうと腕自体の動きが鈍くなるというか、例えばポジションが上がる際、腕が縮こまるようにポジション移動してしまうので、そうなると腕全体がガチガチになってしまいます。

ポジション移動は腕全体で指板に覆い被さる様に取りに行くと、脱力したままポジション移動出来ます。

慣れるまでは、最初楽器の不安定さと戦う事になりますが、慣れてしまえば楽にポジションが行えるようになります、

 

 

 

顎は楽にする

 

二点目は顎を楽にする事です。

顎で楽器をギュッと挟み込みすぎてしまうと、一点目で注意した肩周りも強張りますし、身体全体まで力んでしまう可能性があります。

顎で力いっぱい楽器を挟み込んでいる方は、大体左肩も上がっているハズです。

個人差はありますが、楽器は顎に引っ掛かっているくらいの感じが良いですし、大体顎に力が入っていると、肩も上がり左上半身全部が硬くなってしまっている場合が多いです。

 

 

 

左手を握り込む様に押さえない。

 

三点目は冒頭にもお伝えしている左手を握り込む様に押さえないという事です。

スポーツとかでもあると思うんですけど、速い動作を行う時って、力んでいては速さは出ないですよね。

速さというか、敏捷性ですね。

では、ヴァイオリンの場合、どうすれば握り込まない様になるかというと、主に親指から人差し指にかけて楽にする事です。

難しい方は、まず親指をリラックスさせる様にしてみてください。

そうすると対をなす押さえる指の力も抜けるようになります。

 


ここで気をつけて頂きたいのは初心者の方は、ある程度力が入ってしまっても良いと思います。

 

というか、しっかり押さえないと音が掠れる場合がありますし、左手の形自体崩れる場合があるからです。

弾く事に慣れて、左手の指に瞬発力が付けば親指をリラックスさせて、ガシガシ押さえなくても音が鳴る様になります。

 

 

 

以上三点になりますが、いずれも力みに対して相関関係にあって、手先に力が入れば、腕に力が入りますし、肩周りも力んでしまう可能性がありますし、その結果、顎で楽器をギュッと挟み込み過ぎてしまうなんて経験している方をかなりお見かけしますし、相関関係にあるので逆のベクトルも然りです。

 


対処法としては、全部一気に注意して欲しい所ですが、敢えて一つキッカケとして選ぶとすると左手をいつもより少し軽く押さえる事から、始めてください。

なぜこちらを選ぶかというと、1番意識し易いからです。

肩を上げない、顎を楽にするという事は弾いている際は、かなり演奏に余裕がないと意識出来ないと思います。

 


左手先の意識だけならば、視覚的にも入り易いですし、譜面を見ていても比較的意識が途切れにくいからです。

左手が楽に出来る様になったら、そこからポジション移動の際だけで良いので、まず肩を下げる事を意識してみてください。

そうすると肩と顎の間に余裕が出来るので、割と自然に顎にも力が入り辛くなると思います。

 


といった感じで今回は以上になりますが、練習してても左手が上手く回らないという方は、是非試してみてください。

 

動画でも解説しているので、気になる方は下記URLを参考にしてみてください。

コレに注意しないと左手が動かなくなるかも? - YouTube

 

最後までお読みくださりありがとうございます。
それではまた!!

 

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【完全攻略】弓を持つ指の役割を一本ずつ解説

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 

今回は、弓を持っている右手の指一本一本について解説していきます。

 

今回のテーマ

弓を持つ指の役割

 

弓を持ち方は大事な事は分かったけど、じゃあ実際はどういう感覚やバランスで持っているのか?

 

とか、それぞれなってはいけない形はどんな形があるのかまでお伝えしていきます。

 

それでは早速お話していきます。

 

・人差し指

人差し指については、まず1番腕の重さがのっています。

 

弓を下から支えている弦の接点と、弓を持っている親指、この2点に対して必ず内側に存在するように持つので、ここにしっかり重さが掛かる事で弓も音も安定します。

 


特に初心者の方は、人差し指側にしっかりと指を倒して、この人差し指にしっかり重さをかけて、少し弓のしなりを感じられるくらいの感覚で弾いてあげてください。

 

指が弓にあたる場所は、人差し指のほぼ横側が当たる感じが良いです。

 


やってはいけない形としては、指の第二関節以下に弓が収まってしまうとマズイです。

 

これは弓に重さを掛けるより、握り込んで弓の動きをロックしてしまう可能性がある事と、小指が突っ張り易くなってしまう傾向があるので、基本的には第一関節以下、第二関節より上の範囲で収まるように持てば、変なバランスになる事は無いです。

 


また時々人差し指がズルズルと深くなってしまうと悩まれている方がいますが、おおよその原因は弓を上から持っているか、小指に力が入り過ぎです。

 

あとは、結構盲点なのですが人差し指の付け根の部分と親指がくっ付かないようにしてください。

こちらはそのまま放置すると薬指と小指の力が後々抜けにくくなります。

 

 

 

・中指

中指については、親指とリングを作る感覚で、弓に引っ掛かっています。

 

初心者の方は、この引っ掛かりをしっかりを意識しつつ練習してください。

慣れてくれば、引っ掛かける意識から、引っ掛かる感覚になって、そのうち添えている感覚になります。

 

良くない形は、中指の指先で弓をつまんでいるような感じはマズイです。

 

つまんでいる状態が続いてしまうと、後々、本来演奏に必要ないであろう力が働いてしまうので、最初は何となく弾けていても必ずどこかのタイミングで弾きづらさが出てきます。

基本的には、中指の第一関節周辺で引っ掛ける、もしくは添えている様な形であれば大丈夫です。

 


・薬指

薬指については、完全に添えているだけという感覚です。

指の役割としては、どういう風に使うと意識するより、意識しないくらいの方が良いです。

なので、初心者の方は慣れるまで多少力が入っても仕方が無いと思いますが、力が入っていると良くないです。

 


人差し指側に重さを乗っけて安定させている物に、親指を境に反対側にある薬指に力が掛かる事になるので、かなりコントロールに支障が出ます。

 


良くない形は、薬指がつっぱっていたり先程の中指と同じくつまんでいる様な形だと、前述した様な状態ち陥るので、マズイです。

基本的には、中指と同じく第一関節周辺で添える様な形であれば大丈夫です。

 


・小指

小指については、理想は「ちょこんと乗っている」だけです。

乗っているだけですが、弓の重さを受け止めていたり、演奏中の弓のコントロールのクッション材的役割を果たしているので、重要度の高い指になります。

 

良くない形については、小指がつっぱっていたり、力が入り過ぎると、弓の持ち方が崩れたり、手首の動きが硬くなる原因にもなったりと、様々な弊害が出ます。

 

例えば、小指に力が入り過ぎて、人差し指にしっかり重さが掛けられないようになってしまうと、弓の持つ場所がどんどんズリ上がってしまったりします。

 


どうしても力が入ってしまう方は、小指の下の手の平の部分を楽にしようと心掛けると、比較的力が抜き易いです。

後、ボウイングがまっすぐになっていないと小指の力は抜けづらいです。

 


また演奏中に小指がズルっと外れてしまう方もいると思いますが、そういう方は弓の持つ場所を親指以外少し下側に移動させてみてください。

そうすると弓のヘッドの重さは増しますが、小指への負担は軽く感じるはずです。

 

またあまり薬指から離れた場所に置かない様にしてください。

小指が突っ張ったり、力み易くなります。

 


とても扱いが繊細な指で、力が入っている状態だと演奏の邪魔にしかなりません。

 

 

 

・親指

親指については、弓を下から支える役割と弓を弦に置いたときに生じるインパクトを受け止めるクッションやボーイングの際の車で言うサスペンション的な役割になってくれます。

 


良くない形については、親指がつっぱっている場合と深く引っ掛け過ぎている場合です。

 

まず親指がつっぱっていると、力が入ってしまうので、まずサスペンション的な役割が行えない事や、その力を相殺しようと他の4本の指にも余計な力が入ってしまうのでフレーズによっては、とても弾きづらかったり、音質もコントロールしづらくなります。

 


また親指を深く引っ掛け過ぎてしまうと、つっぱり易くなったり、中指を押し出してしまって、中指がつまむような状態になる可能性があります。

分かり易く言うと、親指が向こう側に出ている様な状態はマズイです。

 


基本的には指先で浅く弓のフロッグ(毛箱)の出っ張りの前に引っ掛かけるように添えます。

 

 

以上になりますが、ご自身の弓の使い方と照らし合わせて、思い当たる節があるかどうかチェックしてみてください。

 


全部マズイかも?と思う方は、この5本の指の役割を一気に意識しながら弾く事は難しいと思うので、1つ1つ確認しながらクリアしていくような形で良いです。

まずは親指からのチェックが良いです。

 


それでも頭がごちゃごちゃになっちゃう方には、一つアドバイスすると弓を持つ指で真っ直ぐになる指は無いです。

 

指は必ず全て丸くなります。

 

是非試してみてください。

 

今回の記事を動画でも解説してますので、ご興味ある方は、是非下記よりご覧ください。

【人差し指と小指編】

弓を持つ指の役割を解説【人差し指と小指編】 - YouTube

【中指と薬指、親指編】

弓を持つ指の役割を解説【中指薬指親指編】 - YouTube

 

最後までお読みくださりありがとうございます。

それではまた!!

 

#バイオリン

#弓の持ち方

#フーガ音楽教室

【原因&対処】なぜ弓が真っ直ぐにならないのか?

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 


今回は、良い音を出す一歩として、というか基本中の基本の「弓をまっすぐに弾く」事について、お話していきます。

 

今回のテーマ

なぜ弓が真っ直ぐにならないのか?

・原因&対処法


「弓をまっすぐ弾く」って聞く限りでは、シンプルで簡単そうに聞こえますが、単純そうに見えて何気に難しいです。

というか、分かっていても出来ない方や、何気に多いのが、まっすぐにしているつもりで実は出来てない事に気付いてない方がいらっしゃいます。

 


そして初心者の方は、始めたばかりでもここのポイントを押さえれば、いきなり音が良くなりますし、逆に中級者くらいの少し弾き慣れた方でも、ここのポイントが崩れていて勿体無い場合もあります。

 


それくらい大事な事なのですが、シンプルに聞こえる「弓をまっすぐに使う事」が何故、難しいのかという原因と対処法を早速お話していきます。

 

 

原因について

【人体的に円運動してしまう】

まず1つ目は、身体の作り的に腕が円運動をするという事です。

 


腕を動かしてみると分かりますが、手先が弧を描くと思います。

 

そして、そのままの軌道で弓を動かすと、ダウンボウは、肘と共に右側に流れてしまいますし、アップボウの際の弓先が右側に流れてしまい、弓がまっすぐになる事はないです。

 

比較的ダウンボウは、視界に入って来やすく、わりと修正しやすいのですが、アップは視覚的にも確認しづらいので、どうしても弓先がまっすぐになりづらい方が多い印象があります。

 

 

 

【演奏者側からは視覚的にまっすぐに見えない】

2つ目の原因は、弾いている側と聴いている側、主観と客観の方が分かりやすいかもしれませんが、視覚的にズレがある事です。

 

主観では、弦の上に弓をまっすぐ置いたつもりでも、客観的に見るとズレがあり、その多くは、弓先が自分の方向に向いている状態になります。

客観的に見て弦に対して、弓が直角にまっすぐになっている事が大事です。

 


ただそうなると、まっすぐかどうかを構えながら覗き込もうとしようとしてしまいたくなるのですが、これも覗き込む際に、99%弓が動いているので、意味はありません。

 

覗き込んで確認する事は、NGです。

 


という事で3つ目の原因に行く前に、ここまでの原因1と原因2を踏まえて、原因1が当てはまる方は、ダウンボウが基本的に右側に流れていく方が多く、原因2が当てはまる方は、左側に流れていく方が多いです。

 

アップボウは、総じて弓先が内側に入って行ってしまいます。

という様に、ダウンボウのクセをチェックしてみると、ご自身の原因が明確になります。

 

 

【手首が硬い】

3つ目の原因は、手首が硬過ぎる事です。

かと言って単純に手首を柔らかくすれば良いかと言われると、そうではないです。

決して「弓をまっすぐにする=手首を柔らかくする」という事では、ないです。

 

結論から言うと、「手首は柔らかくなる」

という事がポイントです。

 

弓がまっすぐになる事による付加価値です。

 

まず手首を柔らかくしようとはしないで、弓をまっすぐにする軌道の練習をして慣れる事が重要で、手首が柔らかくなるのは結果で、目的にしない事です。

 

「手首を柔らかくする」ではなく、「手首が柔らかくなる」と言う言い回し的にも手段でも目的でもなく、結果です。

 

ですので、第一歩は「手首を動かす」と考えた方がいいです。

 


能動的に手首を柔らかくしようとして.動きを間違えると、音が抜けたり、意図しないイレギュラーな動きが多発するので、弾き方が崩れたり、弦の上を弓が滑ったりするので安定しない事が違和感に繋がるし、特に初心者の方が、強引にやろうとすると弓の持ち方が崩れたりします。

 


なので、しっかり弓をまっすぐにする意志を持って手首が動いている事を確認するだけで十分です。

 


弓をまっすぐにする事が目的なのに、いつの間にか柔らかくする事が目的になっている場合もあるので、本末転倒になっちゃダメです。

 


語弊が無いように確認しますが、柔らかくなる事自体は大事です。

 

 

 

という感じで、原因を3つ挙げましたが、これから対処法も3つお伝えしていきます。

 

 

 

 

 

 

対処法について

【ダウンは押し出す&アップは弓先外側】

ボーイングの練習をする際に、原因の1つ目にあった人体の動きの円運動に逆らう様に、ダウンボウは、人差し指で少し向こう側を意識して押し出すイメージ、そこからアップボウは、弓先を外側に向けるイメージをもって、1音ずつ止まりながら確認してみてください。

 

 

 

【ダウンは押し出す&アップは手首の出っぱりの部分を鼻の頭に近づける】

ダウンは先程と同じく押し出し、アップボウの際に、ちょうど手首の内側と外側に骨の出っ張った部分があると思いますが、その内側の骨を鼻の頭に近づけるように弾いてあげると、弓はまっすぐに近づいていきます。

 


【軌道は半円を描く】

次は、ダウンとアップの手先の軌道で半円を描くという事です。

 

ダウンが半円の直径の部分にあたり、アップが半円の弧の部分にあたります。

こうやって、半円を手で描くようにイメージすると弓がまっすぐになる動きに近づいていきます。

 

 

弓をゆっくり動かすと難易度が上がるので、いずれの練習もある程度の弓の速さで、鏡に対してヴァイオリンが平行になる様に構えて鏡を見ながら練習したり、ご自身で動画を撮ってチェックしてみてください。

お伝えしている経験上、ご自身が思ってる2.3割り増しで意識しないと体現出来ないので、客観的に見てあげる事が大事です。

 

 

 

いずれも違う説明のように聞こえますが、目的は一緒ですので、意識しやすい物を一つ選んで徹底的にやってみてください。

 

目的地は一緒だけど、辿り着くルートが違うだけで、ご自身が行きやすいルートを選んでオッケーという事です。

 


今回は以上になりますが如何だったでしょうか。

 

動画でも解説してますので、ご興味ある方は是非こちらもご参考にしてみてください。

弓が真っ直ぐにならない原因&対処法 - YouTube

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

それではまた!!

 

#バイオリンの練習方法

#バイオリンの上達方法

#フーガ音楽教室

#ピアノとヴァイオリンのへや

【暗記不要】何調か一瞬で分かる方法

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 

今日はヴァイオリンの弾き方解説ではなく、譜面に関するお役立ち情報をお届けしたいと思います。

 

内容は題名にもある様に暗記しなくても、譜面をパッと見た時に何調か一緒で分かる方法です。

 

今回のテーマ

何調か一瞬で分かる方法

f:id:jun-violin:20230503032139j:image

この♯がいくつもある譜面を見て記憶を探らなくてはならない方は、下記の方法がオススメです。

 

♯系の調の場合は

 

ファ(F)→ド(C)→ソ(G)→レ(D)

→ラ(A)→ミ(E)→シ(H)

 

という順番で♯が付いていきますよね。

 

そこで上記の写真の譜面は

♯が四つ付いている調なので

 

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この赤○の付いている四つ目のレの♯の音を

シの音(導音)として考えます。

そうするとミの音がド(主音)として考えられますよね。

 

なのでミの音が主音の

E-dur(ホ長調)

となるのです。

 

短調については、3度下げた音を考えてあげれば良いので

ミの音から3度下げた音はドの音ですよね。

 

そして2つ目の♯がドの音に付いているので

ド♯が主音の短調という事から

cis-moll(嬰ハ短調)

になります。

 

 

f:id:jun-violin:20230503033817j:image

次は♭系の調のなのですが、♯系よりも

もっと簡単です。

 

まず♭は、♯とは逆の順番で付いていくので

 

シ(H)→ミ(E)→ラ(A)→レ(D)

→ソ(G)→ド(C)→ファ(F)

 

という順番ですよね。

 

それを踏まえて譜面は♭が5つ付いている事が確認出来ますが

f:id:jun-violin:20230503034411j:image

長調の場合、赤○が付いているレの♭の音が主音になります。

なのでこの譜面の調は

Des-dur(変ニ長調)

になります。

 

どう言う事かというと

♭は1番前にあるソの音まで付いていますが、ひとつ前の♭が付いている音が必ず主音になるのです。

 

仮にレの音までにしか♭が付いていなければ

その前の♭が付いているラの♭が主音になるので

As-dur(変イ長調)です。

 

短調は、こちらも同じく3度下げてあげれば良いので

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この譜面の場合は、赤○の付いているレの♭から3度下げた音が主音になるので

 

シの♭が主音の

b-moll(変ロ短調)

になります。

 

念の為ですが、シには一つ目に♭が付いているので、何れの場合も前の記号を必ずチェックして気を付けてください。

 

まとめ

  • ♯系は♯の付いている音をシ(導音)と考えて、その一つ上の音を主音と考えれば長調が成り立つ。

 

  • ♭系は1番前に♭が付いている音の一つ前に付いている音が、長調の場合は主音になる。

 

  • 短調の場合はいずれも3度下げれば成り立つ。

 

 

以上になりますが、如何でしたでしょうか。

暗記するより確実で、とても簡単じゃないですか?

 

豆知識として覚えておくと、めちゃくちゃ便利です。

 

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!!

 

それではまた!!

 

#フーガ音楽教室

#ピアノとヴァイオリンのへや

#音楽の雑学

#調判定

 

 

 

 

 

 

当てはまったらヤバイ!!練習してるのに上手くならない理由

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 


今回は「練習してるのに上手くならない理由」という事で、ヴァイオリンを練習しているのに、いつまで経っても自分で上手くなったという実感がない方、または曲は進んでいるんだけど弾けていないまま進んでいると感じている方、そもそも「これでいいのか?」という違和感を感じている方へ向けてのお話になります。

 


いつもは弾き方を細かく解説していたりするのですが、今回は弾き方ではなく練習だったり、環境自体について原因を探っていこうと思いますので、お心当たりのある方は、少し変化を加えてみるといいかもしれません。

 

 

それでは早速、お話していきます。

 

今回のテーマ

練習しているのに上手くならない原因

 

曲だけ進んでいる

一つ目の原因は、曲だけ進んでいるという事です。

 


だからといって練習曲をひたすらやれば良いという訳ではないです。

 


どういう事かというと、ヴァイオリンを習い始めた頃は、構えとか弓の持ち方とか、指の押さえ方、音程の取り方など教えてもらうと思うのですが、割と曲に入ってしまうと、その後、注意をあまりされないみたいで放置されがちな方が多いです。

 


これが良くないです。

 


そんなちょっとやそっとじゃ、非日常的な動きの塊のヴァイオリンの弾き方は、身体に染み込まないです。

なので、曲を弾いて行く内に弾きたい様に、というか身体か楽な形へ戻ろうとするので、気付かない間に崩れて行ってしまいます。

 

最初楽器を持った時

 

「ヴァイオリンって弾くのキツイ!!」

 

と感じる方が多いと思いますが、少しやっただけで崩れなくなる事はほぼないです。

 

始めてからしばらくして

 

「少し慣れたかも?」

 

と思った時は、自分が弾きやすい形に崩している可能性があるので、そのまま進んでしまうと

 

「曲は進むのになんで上手く弾けないんだろう」となってしまいます。

 


例えるなら箸の持ち方を握りしめてもっているのに、どうして食べ物を上手く挟めないのか分かってないのと一緒です。

 


曲だけ進んで、上手くなった実感の得られない方は、今一度ご自身の弾き方を見直してみてください。

 

 

 

譜面通りに弾く練習だけしている

2つ目の原因は、譜面通りに弾く練習だけしている事です。

もちろん譜面通りに弾く事は、めちゃくちゃ大事です。

というか、目指すべき所で、弾けるならベストです!!

 


ただしここでお伝えしたい事は、すこしニュアンスが違って、譜面を見るだけの練習になっていないか、という事です。

 


ご経験ある方もいらっしゃると思いますが、曲に少し慣れた所で、安定しないというか、弾きづらいというか、空回りしているというか、チグハグというか、上手く弾けてないと感じる事があると思います。

 


これは何が原因かというと、曲のレベルと身体の使い方のレベルが乖離し過ぎだからです。

 


分かり易い所で説明すると、譜面を見るとまず左手で音程、そして右手でスラーや強弱が目に入ってきます。

譜面を見るだけになってしまうと、それを守ろうと手先だけで、もっというとその内気合いでなんとかしようとするので、結果要らない力が入ったりして、どうしてもコントロールに難が出てきます。

というか、再現性に欠けます。

 


これは譜面を見るだけで、身体をどう使うかまで考えてないという事です。

 


譜面通りに弾く事は、とても大事ですが、表現は身体が受け持つので、そちらも考慮して弾いてあげる事が大事です。

 

 

 

先生の言っている事が分からない事がある

3つ目は、先生の言っている事が分からない事があるという事です。

 

これはどちらかというと先生との相性の問題ですね。

 

先生の伝える事と生徒さん側の解釈の乖離がありすぎると遠回りする事になります。

 


例えば、弓を飛ばす時も

 

「落とすだけ」

 

とか言われても

練習しても弓はバタバタするし

他にも

 

「弓を弦に吸い付けて弾く」

 

とか、どうやったら吸い付くか分からないですし

「曲のここの部分から雰囲気変えて弾く」

 

とか、どうやって雰囲気変えるか分からないですよね。

 

といっても、生徒さん側からすると、それを信じるしかないので、それを信じてやり続ける方がほとんどだと思います。

 


言ってる事は正しいのですが、今の中の説明の一つを取り上げるなら、弓が吸い付くのは結果です。

 

生徒さん目線からすると、この説明はかなり抽象度が高いと思われます。

 

そういう場合は
「弓を吸い付けるってどうやるんですか?」

とか

「雰囲気を変えるってどうやるんですか?」

と質問してみると良いです。

 

そして先生から

「練習すれば出来る」

とか

「しっかりと弦に弓を乗っける」

みたいな回答のみが来たら、ちょっとマズイかも知れません。

 

 

 

例えば数学の問題があって、答えだけ渡されている感じです。

中間式の解釈が、全て省かれているので、その場しのぎになり、少しテクニックが難しくなると崩れます。

 


何故抽象度の高い説明になるのかというと、弾ける方って、そこに至るまで、めちゃくちゃ努力をされているわけで、小さな頃からとてつもない練習量をこなしてきているので、感覚で弾けちゃうんです。

なので、感覚でしか残ってない場合は、どうしても抽象度の高い言葉で伝える事になるんです。

 


小さな頃から始めて音大を目指すとかで無い限り、師事している先生と、始める時期、これから練習出来るであろう時間、そして環境が、この記事を読んでくださって悩まれている方と、全く違うと思うので、その先生がやってきた事をなぞっても、ご自身のスキルアップに繋げる事が難しいのは想像に容易いと思います。

 


例えば、音階教本、練習曲、そして曲を渡されて音取りを一緒にやって、アーティキュレーションを守るだけのレッスンでは相当なセンスと時間がないと上手くならないです。

 


もう少し厳しい事をお伝えすると、抽象度の高いレッスンを受けている場合と、10という答えを目指すにしても人によって、5+5なのか6+4なのか5×2なのかは違う訳で、「5+5しか正解が無い」というレッスンを受けている場合は、個人的に危険だと思います。

 


これに関しては、人対人ですので、難しい所もありますが、心配な方は、前述した例の様に、まず本当に分からない事をぶつけてみてください。

 

何を聞けば良いか分からない方は、上手くなる道筋を聞いてみて、ここまでお伝えした事を踏まえご自身が納得いくかどうかで判断してみてください。

 

今回は以上になりますが、動画でも解説しているので、気になる方は是非参考になさってみてください。

【下記URL参照】

練習してるのに、いつまで経っても上手くならない理由 - YouTube

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

それではまた!!

 

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