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Mr&Mrsささっきーブログ

音楽 ヴァイオリン解説 ピアノ解説、後は日常について書いています。

〇〇の脱力はダメ!!

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 


今回は脱力の是非についてお話ししていきます。

 

今回のテーマ

脱力の是非について

 

結論から言うと、脱力はします!!

 

めちゃくちゃ大事です。

というか、脱力しないと弓がバタバタしたり、またそのバタバタするのを防ごうと余計に力が入ったりと、負のスパイラルに陥るとか、緊張に負けてしまいます。

 

本番で完璧に弾く事って難しいじゃないですか?

 

僕の感覚だと、完璧に弾こうとは思ってなくて練習してきたものを、あまり良く見せようとか思わず、素直に出す感覚が1番上手くいきます。

 

誰の言葉か忘れちゃったんですけど

 

「練習は本番のように、本番は練習のように」

 

って言う言葉が、記憶に残ってるんですけど、そんな感じです。

そして今の言葉を実行するにも、脱力は1つの欠かせない要因です。

 


では、なぜ今回脱力はダメと銘打っているのかというと

いきなり最初から脱力しようとする事はダメ

と言う事です。

 

 

 

脱力は僕個人のやり方ですが、とあるキッカケを与えると、いきなり100%ではないですが、「脱力を手に入れる」じゃないですが、脱力する事が、出来ていきます。

 


力を入れろという訳ではないですが、無理矢理力を抜かせようとはしないで良いですし、する必要はないと思います。

 

特に、始めたばかりの方や初心者の方は、あまり無理矢理に脱力にこだわらなくても良いです。

 


最初から上手く脱力出来ていれば良いですが、幼稚園児が因数分解を解くくらい難しいですし、実際脱力出来ている生徒さんに脱力するまでの過程を振り返ってもらうと、とても最初から出来る感覚ではないですとおっしゃってます。

 

 

経験ありませんか?

最初出来ない事が次第に出来ていく事によって、そのなんらかのスキルを身につけた時、初めてその物事の全体像が見える訳で、最初思っていた全体像との乖離が相当あったなんて事。

 

分かり易い所でいうと、レースゲームを初めてやった時に、コントローラーを握りしめて、それ以上力を入れても、画面上の車は曲がってくれないし、そして実際の自分の身体が勝手に動いてしまう、そこにいきなり「ハイ!脱力してください」と伝えている様な感じです。

ゲーム自体に慣れたら、そんな動きはせず、リラックスでコントローラー動かせますよね?

その感じです。

 


ヴァイオリンに関して、ザックリお伝えすると

 

初心者さんが捉える脱力=ヴァイオリンを弾くのに必要な動作も行えていない為、全身を脱力してしまう。

 


スキルを身につけた方が捉える脱力=脱力してもヴァイオリンを弾く上での必要な動きを無意識下で行える仕事量を残している。

 


客観的にいうと、この様な捉え方の違いがあります。

 


ここから初心者の方が、最初から脱力しようとすると、どういった事が起こるのかも説明していきます。

 

 

  • 初心者脱力のデメリット

 


・弓の持ち方が崩れ易くなる

正しい弓の持ち方をしている場合、慣れてない内から力が抜けてしまう事によって、せっかく少しずつ型どっている手の形が崩れてしまい、後々弾きにくくなってしまいます。

 

特に初心者の方は、「何が正しいかというより何が良くないのか」が、まだ判断出来ない状態なので、知らず知らずに崩れてしまっている事もあります。

 

 

 

ボーイングが崩れやすくなる

次はボーイングの軌道についてですが弦の上を弓が滑っている状態に近くなるので、1番良い音が出る弦の真ん中で、弓を固定出来なくなり、弓の軌道も真っ直ぐ行かなくなる場合があります。

さらに前述した弓の持ち方が崩れているという事が加わる事も考えると、コントロール自体がままならない様になるので、さらに良い音を出す事から、遠ざかってしまいます。

 


・音がスカスカになる

これは最初から脱力してしまうと、全身の力を抜いてしまうようになって、そうなると音を出す事に必要な力まで奪ってしまうので、弦の上を弓が上滑りしているだけになるので、響きのない本当に芯のないスカスカな音になってしまいます。

 


・姿勢が悪くなる

これも全身の力を無理矢理抜いているので、ヴァイオリンが下がってきてしまって、姿勢が悪くなります。

姿勢の良さは、後々脱力していく時にも、すごく重要な役割をしているので、「ヴァイオリンを上げろ」とは、言いませんが、まず背筋は丸まらない方が良いです。

 

 

 

といった感じが、初心者が脱力をしようとすると起こりうるデメリットです。

 

なので、始められたばかりの方や、ご自身で「まだ初心者かな」と思われている方は、脱力した方が良いと分かっていても、まずやるべき事というより、確認すべき事を確認して弾いてください。

 


では、ご自身で初心者のレベルは超えたかな?と感じる方に、ちょっとした脱力のヒントをお伝えしていきます。

 

前述した脱力のキッカケは、実際確認しながらでないと、観て頂いている方の弾き方を崩してしまう可能性があるので控えますが、どのタイミングで脱力を意識して良いのかをお伝えします。

 

本当は自然と弾いていく上で、力が抜けていけば良いのですが、そこに到達するまでの練習時間を上手く取れない方もいると思うので、タイミングのみお伝えします。

 

そのタイミングは、1番早くて無意識下で弓の持ち方、ボーイングの軌道、左手の形が乱れない弾き方が出来たら、挑戦してみても良いかもしれません。

 

 

  • まとめ

始められたばかりの方や、初心者の方は、脱力した方が良いと分かっていても、知識の先行ベースではなく、弾き方ベースで考えて、あまり力を抜く事を考え無い方がよいという事です。

 

そこから、前述したタイミングで脱力を考えていくとバランスを崩す事なく脱力に向かえると思います。

 

といった感じで、今回は以上になります。

 

動画の方でも解説しておりますので、下記URLよりご覧頂けますので、気になる方は是非参考になさってみてください。

〇〇〇の脱力はダメ!! - YouTube

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

それではまた!!

 

 

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