こんにちは。
ささっきーです。
今日もヴァイオリンの弾き方について解説していこうと思います。
少しでも演奏のヒントになってもらえれば幸いです。
今回のテーマ
移弦について
曲を弾いて行く中で、
◎移弦の際に弓が上手く落ち着かない
◎音がスムーズにつながらない
◎フレーズによっては滑らかにいかない
曲が進むにつれて自分で細かな部分が気になってきたり、
そうでなくても他の弦を弾いてしまって、気を使って上手くいかない方もいらっしゃると思います。
曲のみを進めていくと移弦は、「次はこっちの弦だから!」
と単純に弦を移るだけの作業になりがちです。
この作業になってしまうと、のちのち曲が進むに連れて、自分で曲の難易度を上げてしまいます。
それは、移弦のやりにくいフレーズが出てきた時に、小手先でやってしまうからです。
小手先でやるとその部分が安定しない場合があり、その結果、何回やっても上手くいかず、モチベーションも下がってしまうと思います。
移弦は、例えるなら水がどんな型にも変化できるのと同じように、最終的にはスムーズに行えないといけません。
小手先ばかりで移弦をしてしまっていると、氷の塊を無理矢理型に押し込んでいるようなものなのです。
大変ですよね。
さらには、そのまま和音の移弦が出てきたりすると、一層キツい音が出たり、音が潰れたりする事が予想できます。
これについての原因と、それを踏まえた上で、上手く移弦をするコツを解説していきます。
この原因をとらえて、コツを掴んで練習してあげる事が大事です!!
原因
原因は、3つ考えられます。
1.弓が、まっすぐ弦の真ん中にいってない
弓がまっすぐになっていない方は、弓が安定していないと思います。
弾いている間に、駒と指盤の間で弓が滑っている事があると思いますので、一度チェックしてみて下さい。
2.弓先、弓元の音が抜けている
弓先弓元の音が抜けているという事は、移弦する際の軸となる重さが無くなっているので、重さをしっかりとかける事で、自分がどの弦からどの弦に移るのか、頭と身体の動きが一致しやすくなります。
左手と右手のタイミングは、弓と弦との接点で測っているので、とても大事になってきます。
3.手首を故意に柔らかくしようといる
手首は、自然と柔らかくなっていくのですが、故意に柔らかくしようとしていないか、という事です。
故意にやろうとすると、音は繋がっていても、音の切り返しで音の芯が抜けます。
餡子の入ってない鯛焼きみたいに、皮だけ食べてる感じになります。
この3点が大半の原因です
また原因を解決したからといって、改善にはなっていません。
そこから先がコツになるので、原因がわかったからといって、安心しないでください。
この3つの点を改善する事で、50%オーケーです。
でもここまででは、まだどちらかというと小手先にならない為の下準備にすぎません。
下準備ができたら、残りの50パーセントは、
肘を弓と水平に保って、腕で移弦してあげる
これで、100パーセントです!
その際、肩はあがらない様に、注意してください。
一見、腕で移弦すると、動きがカクカクしてなめらかに移弦出来なさそうな気もしますが、そんな事はありません。
始めは、肘が点の動きで捉えてるように感じると思いますが、慣れてくると、線の動きで捉えられるようになります。
これが定着すれば、無駄な動きは削げ落ちてきます。
なぜかというと、点の動きから、線の動きになる事によって、腕の流動性が増し、腕がしなってくるからです。
右手は、腕を上下左右にしならせて弾くんです。
しなりをイメージすると、無駄のない動きになっていく過程もイメージしやすいと思います。
のちのちこの動きが、音の立体感を出すのに一役買いますし、何より腕の方が手先より体幹に近いので、意識的に手先で動かす距離感と腕で動かす距離感とでは、腕の距離との方が、無駄なく感じるはずです。
ヴァイオリンを弾くヒントを言うと、1番気になる所を上手くしようとしても、結構違う場所に因果関係があったりします。
これで、僕はどれだけ時間を無駄にして、遠回りしたことか、、、
端的にまとめると、肘と弓を平面で保ち、体幹から近い腕によって移弦する事によって、手先で移弦するよりも、動かす距離感が短くなり、結果、無駄な動きも無くなっていくという流れです。
以上になりますが、下準備をしっかりしてから、コツコツで良いので、是非試してみて下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました。
それでは、また‼︎
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