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Mr&Mrsささっきーブログ

音楽 ヴァイオリン解説 ピアノ解説、後は日常について書いています。

【暗記不要】何調か一瞬で分かる方法

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 

今日はヴァイオリンの弾き方解説ではなく、譜面に関するお役立ち情報をお届けしたいと思います。

 

内容は題名にもある様に暗記しなくても、譜面をパッと見た時に何調か一緒で分かる方法です。

 

今回のテーマ

何調か一瞬で分かる方法

f:id:jun-violin:20230503032139j:image

この♯がいくつもある譜面を見て記憶を探らなくてはならない方は、下記の方法がオススメです。

 

♯系の調の場合は

 

ファ(F)→ド(C)→ソ(G)→レ(D)

→ラ(A)→ミ(E)→シ(H)

 

という順番で♯が付いていきますよね。

 

そこで上記の写真の譜面は

♯が四つ付いている調なので

 

f:id:jun-violin:20230503031909j:image

この赤○の付いている四つ目のレの♯の音を

シの音(導音)として考えます。

そうするとミの音がド(主音)として考えられますよね。

 

なのでミの音が主音の

E-dur(ホ長調)

となるのです。

 

短調については、3度下げた音を考えてあげれば良いので

ミの音から3度下げた音はドの音ですよね。

 

そして2つ目の♯がドの音に付いているので

ド♯が主音の短調という事から

cis-moll(嬰ハ短調)

になります。

 

 

f:id:jun-violin:20230503033817j:image

次は♭系の調のなのですが、♯系よりも

もっと簡単です。

 

まず♭は、♯とは逆の順番で付いていくので

 

シ(H)→ミ(E)→ラ(A)→レ(D)

→ソ(G)→ド(C)→ファ(F)

 

という順番ですよね。

 

それを踏まえて譜面は♭が5つ付いている事が確認出来ますが

f:id:jun-violin:20230503034411j:image

長調の場合、赤○が付いているレの♭の音が主音になります。

なのでこの譜面の調は

Des-dur(変ニ長調)

になります。

 

どう言う事かというと

♭は1番前にあるソの音まで付いていますが、ひとつ前の♭が付いている音が必ず主音になるのです。

 

仮にレの音までにしか♭が付いていなければ

その前の♭が付いているラの♭が主音になるので

As-dur(変イ長調)です。

 

短調は、こちらも同じく3度下げてあげれば良いので

f:id:jun-violin:20230503034411j:image

この譜面の場合は、赤○の付いているレの♭から3度下げた音が主音になるので

 

シの♭が主音の

b-moll(変ロ短調)

になります。

 

念の為ですが、シには一つ目に♭が付いているので、何れの場合も前の記号を必ずチェックして気を付けてください。

 

まとめ

  • ♯系は♯の付いている音をシ(導音)と考えて、その一つ上の音を主音と考えれば長調が成り立つ。

 

  • ♭系は1番前に♭が付いている音の一つ前に付いている音が、長調の場合は主音になる。

 

  • 短調の場合はいずれも3度下げれば成り立つ。

 

 

以上になりますが、如何でしたでしょうか。

暗記するより確実で、とても簡単じゃないですか?

 

豆知識として覚えておくと、めちゃくちゃ便利です。

 

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!!

 

それではまた!!

 

#フーガ音楽教室

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