こんにちは。
ヴァイオリンのささっきーです。
今回は、1日10分で、コツコツ続けると確実に上手くなる練習方法と言うことで、主に練習方法をお伝えしていきます。
今回のテーマ
1日10分で確実に上手くなる練習
ヴァイオリンを習ってらっしゃる方で、学生さんは、学業、部活、塾そして遊びなど大変だし、お仕事をされている方なんかは
「練習時間をあまりとれない。」とか
疲れて今日は
「曲を練習したり譜読みをする気力がない!」
なんて時もあると思います。
でも
「少し楽器をさわろうかなぁ」
という時にも出来る練習ですし、もちろんそんな時じゃなくても、オススメの練習です。
最初に練習のやり方をお伝えしていくのですが、その後にどういう効果があるとか、何に気をつけながらやらなければいけないかの留意点を説明していくので、是非最後までご覧になってみてください。
特に留意点が大事で、間違えたやり方をすると弾き方が崩れる可能性があるので、チェックしながら試してみてください。
それでは早速、練習方法をお伝えしていきます。
- 練習方法
その方法とは、弾く物は、八分音符や16分音符で構成される規則性のある単純な指の動きの物、スケール(音階練習)やセヴシックなど、もしくは余裕を持って弾ける規則性のあるフレーズを用意します。
その用意したスケールなりフレーズを
弓は常にアップで弾きながら、弓が暴れないように、ダウンとアップを行います!
この弓が暴れないように!のいうのが大事です。
ここでアップで弾きながらダウンとアップを行うっていう点は、意味が全く分からないと思いますので、細かく説明していきます。
まず、弓を弓先、中心上部、中心下部、弓元と四つのポイントに割り振って仮に
弓先を1
中心上部を2
中心下部を3
弓元を4
として、常にアップかつスタッカートで1→2→3→4→4→3→2→1割り振ったポイントを弾いていくと、この練習の形が成り立ちます。
練習のやり方は上記の通りなのですが、次はこの練習をする際の留意点をお伝えしていきます。
- 留意点
・この動きを練習する上で、最も大事なのが右腕の主に肘から手先にかけて、脱力している事です。
ここに力が入っていると、弓が暴れたり、大きくバウンドしたりします。
一見、右手先で弓をコントロールしていそうですが、脱力しています。
感覚的なものなので、お伝えしづらい所ですが、必要最低限の弓を持っているという感覚しかないです。
鉛筆を何気なく持っている感覚に近いので、手先でコントロールは、全くしようとしていませんし、手先が疲れる事はないです。
また右手先が脱力していても、肘から先の腕の部分に力が入っている場合があるので、注意が必要です。
この動きを試してみて、肘から先が疲れるのであれば力が入っています。
では、どこで動かしているのかというと、肩甲骨と肩甲骨周りが動きの起点になっています。
・では次の留意点は左手についてになるのですが、握り込むくらいに指を押さえない事です。
左手もやはり力む原因の一つとなり得るので、理想は左腕自体もリラックスです。
・では次の留意点ですが、ヴァイオリンを顎で挟み込みすぎない事です。
ヴァイオリンを顎で挟み込み過ぎてしまうと、肩周りも凝り固まってしまう危険性があるので、ヴァイオリンは顎に引っ掛けるくらいがベストです。
以上ですが、まとめると
1.右腕の肘から先は脱力して、肩甲骨周りで動きを作る。
2.左手で楽器を握り込みすぎない。
3.顎でヴァイオリンを挟み込み過ぎない。
この3つが主に重要になってきますので、この3つの感覚を探りながら、練習してみて下さい。
慣れると、スピードも上げられます。
- 練習の効果
この練習の効果ですが、曲を弾く際の弓の無駄な動きと無駄な力がなくなりますので、弓のコントロールが格段に良くなります。
また逆に普段弓先の音が抜けたりする方は、ちょっと言語化が難しいですが、肩甲骨と弓先の神経が繋がる様に、弓先の感覚が鋭くなるので、しっかり弓先まで脱力したまま音が鳴るようになります。
要は、演奏する際の全体のバランスが、めちゃくちゃ整えられますし、音を出すのに必要な仕事量のみが残っていくので、脱力の練習にもなります。
この記事を、お読みなっている方の中には、初心者の方もいらっしゃると思うのですが、最初は力が入って当然ですし、最初から脱力はしなくて良いと思いますので、まず弓の持ち方や構え方が出来て、しっかりとした音が出る様になってから、この練習に挑戦してみてください。
挑戦の目安は、スケール(音階練習)の2オクターブをスラーで難なく弾けるようになってからくらいが良いです。
初心者の方で初挑戦の方は、単音で良いので、例えばA線のレの音(3の指)だけで、弓の動きはゆっくり、滞空時間も長くて良いので、弓が暴れないように試してみてください。
最後に、色々な奏法があると思いますが、指先の動きを故意に柔らかくして弾く指弓を主体に弾いている方は、僕自身、指弓を使わないので分からないですが、演奏の際、主に使っている場所を考えると対極になるので、もしかしたらやめた方が良いかもしれません。
という形で、今回は練習方法を紹介してきましたが、如何だったでしょうか?
かなり慣れるのが難しいのですが、それに見合った対価は得られますし、出来ていく過程でもバランスが良くなっていくので、隙間時間にコツコツとやってみてください。
動画の方でも、今回の練習方法を解説してますのでお気になる方は、是非ご覧になってみてください。
1日10分確実に上達する練習方法はコレ!! - YouTube
それではまた!!
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