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Mr&Mrsささっきーブログ

音楽 ヴァイオリン解説 ピアノ解説、後は日常について書いています。

ヴァイオリンでゆっくりな曲を綺麗に弾くコツ!

こんにちは。

ヴァイオリンのささっきーです。

 

今回のテーマ

ゆっくりな曲を綺麗に弾くコツ

 

という事で、今回はゆっくりな曲を綺麗に弾くコツを解説していきたいと思います。

 


ゆっくりな曲を練習してある程度弾ける様になった時に、思った様に弾けていない方や、苦手に思ってしまう方へ向けてのヒントになって頂けたら幸いです。

 


ゆっくりな曲を弾いていて、自分なりに満足いかない原因は、いくつか予想出来ますが、例えば音がしっかり乗ってなかったり、弓が落ち着かなかったり、そもそも音が繋がらない、音が気に入らないなどあると思います。

 


これを全部一気に治す事は、今回の解説では、収まりきらない程の説明になりますので、今後の綺麗に弾く為のまず第一歩として捉えて頂けたらと思います。

要は、それぞれ症状が違う方に一つの薬で処方しようとしても、効かないと思いますので、予防しよう!という目線でご覧頂けたらと思います。

 


前述した違和感に心当たりがあった方も、これからもゆっくりな曲を弾く機会があると思うので、予防という形で3点挙げますので、是非試してみてください。

一度弾いた曲にもう一度挑戦するのもアリです!!

 


また最後にまとめとしてお話するのですが、まとめが結構大事だったりするので、是非最後まで観て頂けると一層分かりやすいと思います。

 

では解説に移っていきますが、あくまでも弓も持ち方や、指の押さえ方がきちんと出来ているという条件のもと解説していきます。

 


では、行ってみましょう!!

 

 

まず音ごとにしっかりと切って練習

 

1点目は、まず譜面を見て、譜読みの得手不得手に関わらず、最初から繋げようとしない事です。

なぜ切って練習をした方が良いのかというと、最初から繋げようとしてしまうと、気付かない間に自分でテンポを速くしてしまう可能性が高いからです。

かと言って、最初からメトロノームを使うとメトロノームの速さに合わせないといけないプレッシャーがあるので、それもまた良くないです。

最初は自分の裁量で良いので、譜読みの速さは焦らないでください。

人間一度に意識できる事なんて、そう多くないはずですから。

大事なのは、如何に簡単な事を積み重ねるか!の方がいいです。

 

弓がまっすぐ、弦の真ん中になっている事

 

2点目は弓がまっすぐ、弦の真ん中で弾く事です。

これは弓元から弓先まで綺麗な音を出す事に必須です。

例えせっかく曲にも慣れて、指も覚えて暗譜をしたとしても、これが守れてないと、音がカスれたり、滲んだり、音が抜けちゃったりしてしまいます。

めちゃくちゃ勿体ないです。

具体的にどうなるかと言うと、指盤側に弓が寄ってしまうと、音は、滲む傾向にあり、駒側に行くと音が掠れてしまう傾向にあります。

 

曲が進んだり、上達していくと、曲の中で指盤側を使ったりする場合もあるのですが、それは普段弓をまっすぐ使う事と、弦の真ん中で弾く基本が出来ている前提でやった方が良いです。

 

要は、弓がバランスを含めて自分のコントロール下にあれば指盤側で弾いても音は滲まないないのです。

ですので、まだコントロールが難しい方や、ご自身の音に違和感を感じている方は是非、確認しながら弾いてみてください。

 

 

 

腕から動かす意識で弾く

 

3点目は、腕から動かす意識で弾く事です。

厳密に言うと、腕の裏辺りです。

ここの部分にするのにも理由があるのですが、話が逸れてしまう為、今回は割愛します。

 

本当は肩甲骨から弾けると言う事ないのですが、いきなり肩甲骨で弾いてくださいと言われても、ほぼ不可能に近いと思いますので、その第一歩と考えてください。

 

腕から動かす意識で弾く事もゆっくりな曲を、最終的に繋げる上で綺麗に弾く大事なポイントになってくるので、しっかり切って練習をしながら、意識出来る様になると良いです。

 


何気に手先をなんとかして、滑らかにしようと考えがちですが、まず腕の動きに任せて後は、自然な動きに任せた方が良いです。

 

なぜ最初から手先の動きにこだわりすぎると良くないかというと、人前だったり、通し練習の時に、大半の方は緊張に負け、一気に崩れ易い事と、再現性に乏しいからです。

針の穴に糸を通す感覚と似ているかもしれないです。

針の穴に糸を通そうとすると、通そうとするあまり手先が震えてしまう感じです。

まさに最初から手先だけで何とかしようとすると言葉通り小手先でしか弾けなくなります。

 


本当に上手く手順よく出来ている方は、腕を意識して弾けるようになった時点で、手首の柔らかさが少しずつですが、自然と出て来ます。

僕自身もレッスンをさせて頂いている時に、ここに一つのポイントを置いて、弾き手がどういう状態にあるのかの判断材料にしています。

逆に言えば、ここの意識が難しかったり、意識する事で、演奏が乱れたりする場合は、何かしらの歯車が足りてないと予想出来ます。

 


また腕から動かす意識で弾くという事は、弓を動かそうとするのではなく、腕が動いているから、弓が動くという感じです。

 

この感覚を身につけて、曲自体に慣れてしまえば、腕の動きを止めないだけで、かなりスムーズに弾けるはずです。

後々、弓の切り返しの際にも手先で弓を返そうとするよりも、音の切り返しが繋がります。

 


以上3点になり、まとめに入りますが、今言った3つのポイントは、一連の流れで練習出来る様になってます。

 

一つ目の切って練習は、聴いて確認、二つ目の弓をまっすぐ弦の真ん中は見て確認、三つ目の腕から動かす意識で弾く事は、動作で確認、そしてまた一つ目の切って弾く事に戻るという、ループの練習で出来る様になってます。

それぞれ視覚や聴覚で、同じ部分の感覚気管で複数意識をするという事ではないので、やり易いと思います。

 

これを繰り返すうちに、いつのまにか曲にも慣れているという感じがベストです。

 

そして一気に曲全部を譜読みしようとせずに、ワンフレーズ毎に練習してみてください。

譜読みだけで疲れてしまう事もあると思いますので。

今まで、ゆっくりな曲を弾いた事がある方は、一度立ち戻って慣れた曲や、今のご自身にとって難易度の低いと思える曲でやってみる方が良いかもしれません。

 

 

また二つ目の弓をまっすぐ、弦の真ん中で弾く事と、三つ目の腕から動かす意識の共存が、まだ難しい方は、一つ目のゆっくり切って練習と、二つ目の弓まっすぐ、弦の真ん中で弾く事をまでをループしてやってみてください。

それがクリア出来たら三つ目の腕から動かす意識をプラスしてみて下さい。

 


最後になりますが、自分で解説していて結構難解な事言ってるかも?と思うのですが、動作自体はシンプルにまとめたつもりです。

まずご自身にとって簡単と思える事からやってみてください。

 

簡単な事を積み重ねる事が1番の近道です。

難しい事をたくさんやって、いつまで経っても満足出来ない事をやっていると、モチベーションまで下がってしまいますし、中には、敷居の高いヴァイオリンを勇気を出して始めた方もいらっしゃると思ますが、ストレスになってしまうと本当に勿体ないです。

 

少しでもヴァイオリンが楽しく弾ける様になる事を応援してます。

 

最後まで、お読み頂きありがとうございました!!

 

それではまた!

 

#ヴァイオリン

#弾き方

#上達方法

#ゆっくりな曲の弾き方